2014年9月14日日曜日

日本とインド、中国の全方位的競争力に共同で対抗?

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●10日、豪ローウィ国際政策研究所のウェブサイトは、日本とインドの協力に関する分析記事を発表した。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2014年9月13日 22時50分
http://www.recordchina.co.jp/a94105.html

日印、中国の全方位的競争力に共同で対抗=相互に弱点を補う関係に―豪シンクタンク

2014年9月10日、環球時報によると、豪ローウィ国際政策研究所のウェブサイトは、日本とインドの協力に関する分析記事を発表した。

安倍首相とモディ首相の会談はビジネス、経済成長を目標としたものだった。
共同声明で、日本はインドへの投資と経済援助を倍増させると宣言した。
否定はしているものの、今回の声明は中国と無関係のものではない。

インドにとって、日本は資本と技術の提供者である。
ドイツ銀行は、インドには6~7%の経済成長が必要であり、
貯蓄と投資が国内総生産(GDP)に占める割合を現在の30%から35~40%にまで引き上げ
投資効率も大幅に高める必要があると指摘している。

日本にとって、インドは新興市場であり、「中国プラス1」の選択肢、労働力の供給源である。
日本企業はインドのパートナーとして潤沢な資金と技術、動機を有している。
インドのインフラ改善を考えるにあたり、日本はまず貨物運送のための鉄道建設を援助し、最終的には高速鉄道を購入してもらうという希望がある。

中国も原発と高速鉄道を世界に向けて売り込んでいるが、インドにとって、中国の意図と日本のそれは異なっている。
日本とインドは成長段階の両極に位置し、中国はバリューチェーンのあらゆる面で競争力を有している。
資本を蓄積し、生産力過剰、若い労働力を抱えた
中国は輸出を好み、自らの意図に沿った投資を行う。
インドの工業インフラ向上にあたっては、中国は第一選択肢とはならないのである。

日印のパートナーシップにおいて、中国への敵視は不要である。
だが、現実には中国の競争力は日本に迫り、インドを引き離しつつある。
日印は、中国というプリズムを通して、自身の希望と恐れを目にしているのである。
安倍、モディ両首相は国内の改革を抱えているが、両国は互いに協力することが可能なのである。



ロイター 2014 年 9 月 15 日 13:44 JST
By RAYMOND ZHONG 原文(英語)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203773004580155062101140690?mod=JWSJ_EditorsPicks

インドはどの程度中国から遅れているのか


●ブラジルで7月に開かれたBRICSサミットで握手するインドのモディ首相(左)と中国の習主席 Agence France-Presse/Getty Images

 【ニューデリー】インドは、数年前には一部で中国を抜いて新興国の勝者になると予想されたが、今では経済発展がそれほど力強くないようにみえる。

 だが、一つの重要な要素を考慮すれば、中国とのレースはもっと伯仲しそうだ。
 それは、中国が13年前に経済を開放し企業に経営の自由を与え、経済大国化に向けて先行スタートを切ったことである。
 インドは、輸出、設備投資、外国投資の面で、2001年の中国と驚くほど似ているのだ。

 そのことは、3年間にわたった低成長と高インフレから立ち直ったインドに、慰めと不安をもたらすだろう。
 慰めは、インド経済は数年後には中国のような成長軌道に乗る可能性がまたあるということである。
 一方不安は、出遅れた結果インドは中国にブームをもたらした大きな利点を手にする機会を逸した可能性があるということだ。

 インドのモディ新首相が中国の輸出・投資主導の成功をまねようと懸命になっていることから、特に不安については考察してみる価値がある。
 中国の習近平国家主席が今週インドを訪問する際には、見慣れた経済再生のレシピに遭遇するだろう。
 インドは輸出促進を掲げ、今後5年間にインドの世界貿易に占める比率を50%高めることを目指している。

 モディ首相は、高速鉄道やスマート・シティの建設を公約し、経済特区の新設に乗り出そうとしている。
 モディ氏は、企業が国家の指令や支援でどのような恩恵を得られるか、中国からヒントを得ようとしているようだ。

 だが柳の下に2匹目のどじょうはいるのか。
 先行者に遅れてスタートすることの問題は重要なポイントになり得る。
 中国の高度成長への種は、トウ小平が改革開放政策を開始した1978年にまかれた。
 インドにとっての経済の離陸は企業の生産、輸入規制を撤廃した1991年だった。
 その後、両国は驚くほど似通った道をたどってきたようにみえる。
 経済自由化の後、輸出や外国投資、設備投資などは同じようなテンポで拡大した。

 だが違いもある。
 中国の経済成長はインドに比べはるかに製造業主導だった。
 インドは、ソフトウエアや企業のアウトソーシングなどサービス部門がエンジン役となっている面が強い。
 しかし、インドが中国と同じ道をたどろうとするならば、中国の最近の戦略を単にまねる以上のことをする必要がある。

 現在、低コストの製造業は成功を約束するものではなくなっている。
 インドは遅く到着したため、競争相手がひしめき合っている。
 バングラデシュは衣料、フィリピンはエレクトリニクス、タイヤベトナムはコンピューター部品をそれぞれ製造している。

 コーネル大学のエスワー・プラサド教授(経済学)によれば、
 もう一つの問題は、現在インドは通貨安で輸出を拡大できないことである。
 中国などこれまでアジアで成功した国と違い、インドは資本規制がかなり撤廃されており、ルピーは世界市場に合わせて変動する。
 さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)による異例の量的金融緩和が縮小に向かっていることもある。

 だが、モルガン・スタンレーのエコノミストであるチェタン・アーヤ氏によれば、インドの経済的な強みは、若年層の人口が多いことだ。
 中国国民の年齢の中央値は30歳なのに対し、インドは27歳だ。

 しかし若年層の教育では、中国がインドよりはりかに先行している。
 識字率をみると、2011年のインドの水準は、1990年の中国にも達していなかった。
 成人の学校教育平均就学年数では、13年のインドは1985年の中国と同じ。イ
 ンドは健康や衛生、平均寿命でも、同じように数十年も中国から遅れている。

 こうした基盤が確立していなければ、経済大国は生まれないものだ。



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月31日 7時15分
http://www.recordchina.co.jp/a96570.html

インド仏教イベントで“厚遇”の日本、
“冷遇”の中国=「いたる所で日本の存在」―中国メディア

 2014年10月30日、環球時報は9月末にインドで行われた仏教関連の会議について、「至る所に日本の存在」と題した記事を掲載した。
 以下はその概要。

 同会議にはマレーシア、スリランカ、日本から3人のゲストが招待され、日本人ゲストが発言する際、仏教に関係しない、日本・インド両国の外交や合同声明に関する資料を読み上げ、記者からは疑問の声も上がった。
 これについてインド側は「主催側が用意した資料ではない」としている。

 さらに、会議では日本に言及する発言が多く、日本がインド仏教の普及に貢献したことや、日本の援助など多くの話題で日本が取り上げられた。
 釈迦が説法したと言われている霊鷲山には、日本が建設した塔や日本の出資で設置されたロープウエーがあり、至る所で日本の存在を垣間見ることができる。

 このほか、同会議には台湾やブータン、日本から僧侶・尼も参加し、日本からは3人と最も多かった。
 一方、中国本土から僧侶や尼の参加はなく、中国記者が
 「なぜ中国本土から僧侶・尼の参加がないのか?」
とインド側に問うと、インド側は
 「われわれもわからない。
 あなたは中国の仏教人士をご存じで?」
との回答があったという。



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月7日 19時38分
http://www.recordchina.co.jp/a97055.html

日本がインドで中印国境道路を建設、
「日本はけんかを売る気か?」と中国は猛反発―露メディア


●4日、インド政府が中国との国境道路建設を日本に付託すると決定したことに対し、中国が猛反発している。写真は中印国境。

 2014年11月4日、ロシア国営ラジオ放送・ロシアの声(電子版)によると、インド政府は中国との国境沿いの道路建設プロジェクトを日本の国際協力機構(JICA)に付託すると決定。
 これに中国が猛反発している。
 6日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

 中国政府は「カシミール地方などの南チベットはチベット自治区の一部」と主張しており、1914年にチベット政府とイギリス領インド帝国の間で取り決められたヒマラヤ山脈に沿った国境線(マクマホンライン)も中国は国境と認めていない。
 中国はすでにマクマホンラインに沿って道路を建設しており、インドが前哨基地に利用できる高速道路を中印国境地帯に建設することにあからさまな不快感を示している。

 日本が請け負った中印国境道路は多くのトンネルや橋が必要で、建設には多大な困難が伴う。
★.日本は最新技術を導入した道路建設と補修の他に、
★.インド国内のインフラ整備に350億ドル(約4兆200億円)の投資
を行う。
 中国のネットユーザーはこの記事に強く反発。
 ネット上には過激なコメントが多く寄せられた。

「日本は中国にけんかを売っているとしか思えない」
「パキスタンと一緒にインドと日本をやっつけろ」
「道路が出来上がったら、インドに侵入して奪ってやれ」
「日本のやり口は陰険そのもの」
「こうなったら北方領土をカネで買い占めてやれ」



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月14日 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/a97450.html

日本、インドから中印国境の道路建設を受注
=「中国への威嚇が目的」「日本人は最善尽くす」―インドネット

  2014年11月13日、インドのネットで、インドメディアが3日に、中国との国境ライン沿いに日本のJICA(国際協力機構)の協力で道路が建設されると報じたことについて、さまざまな意見が寄せられている。

「中国の真珠の首飾り政策に対抗して、インドは唐辛子の首飾り政策で挑もう」
「日本の真の目的は、インド国民のためではなく、中国への威嚇」
「よくわからんけど、これってインドと日本どちらがお金出すの?」

「インドには、まともな道路を作れる人がいない」
「でも、この道路はインド人が作るんでしょ?」
「インドの北東部は日本の丘陵地みたいだから、そのノウハウを発揮できるね。
 インドはそれをしっかりと吸収しなくちゃ」

「最新の技術と高品質の道路が見られるんだな」
「これだけ大掛かりの工事だからきっと50年はかかるよ」
「最善を尽くす日本人だから、100%良い結果が保証されたようなものさ」
「インドにある日本企業にもっと仕事を与えて、良いものをいっぱい作らせたいよね」




【描けない未来:中国の苦悩】




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孔子学院の’たそがれ:中国のソフトパワーの限界? 「孔子学院は中国の国家機関」の反発

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 レコードチャイナ 配信日時:2014年9月14日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/a94156.html

 香港大富豪が米名門大学に370億円寄付、「売国奴」と中国ネットユーザーが批判―米誌




12日、米誌ディプロマシー・サイト版は記事
 「中国人の米大学への寄付は非愛国的行為か?」
を掲載した。
 より貧しい中国の大学に寄付しないのはなぜかと怒りの声があがっている。
 写真はハーバード大学。

 2014年9月12日、米誌ディプロマシー・サイト版は記事「中国人の米大学への寄付は非愛国的行為か?」を掲載した。
 中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

 香港の大富豪、陳啓宗(チェン・チーゾン)・陳楽宗(チェン・ラーゾン)兄弟は、ファミリーファンド「晨興基金会」を通じ、米ハーバード大学公衆衛生学部に 3億5000万ドル(約372億円)を寄付した。
 これは、378年を誇る同大学の歴史において、最高額の寄付金となった。

 米国のソフトパワーの勝利に思えるこのニュースだが、中国ネットユーザーの多くは怒りを示している。
 「なぜ中国の大学に寄付しないのか?売国奴か?」
 「中国西部の貧困地域に寄付するべきだ」
などの書き込みがネットにあふれた。

 もっとも中国の大学に寄付しないのはそれなりの理由があるのではないか。
 中国の大学は財務が不透明で汚職がはびこっている。
 中国紙・南方週末によ ると、汚職容疑で罷免された有名大学管理職は2012年以降だけで29人に達している。
 透明性が確認されない限り大富豪たちは寄付をためらうだろう。

 あるネットユーザーはこう書き込んでいる。
 「もし中国の大学に寄付したとして、うちどれだけが教育に使われるのだろうか?
 もしハーバードのように管理が徹底されたならば、きっと寄付する人が現れるだろう」。



2014.09.22(月)  The Economist
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41771

中国のソフトパワーの限界?:孔子学院への反発
(英エコノミスト誌 2014年9月13日号)

 中国は10年前、自国の文化を普及させるために、海外でセンターを開設し始めた。
 一部の人はそれに反発している。


●中国を代表する思想家の名にちなんだ文化施設が物議を醸している(写真は北京の孔子廟に建つ孔子像)〔AFPBB News〕

 「調和こそ何にも増して価値がある」。
 中国の思想家の孔子は2500年前にこう言った。
 だが、オレゴン大学孔子学院の初代院長のブリナ・グッドマン氏と、彼女の同僚の歴史学者であるグレン・メイ氏の間の冷ややかな関係に、調和の兆候はほとんど見られない。

 2人の研究室は歩いて10秒ほどの距離しか離れていないが、両者が互いを訪問することはない。
 彼らが互いに抱く明白な嫌悪感は、政府出資の文化センターを海外に開設する中国の10年来の取り組みについて欧米の学者の間で高まる不協和音を反映している。

 中国の「ソフトパワー」の促進を目指す文化センターは、平和を唱える賢人の名を掲げている。
 孔子学院は、中国語教師に対する世界的な需要の拡大をうまく利用している。
 だが、同時に学問の自由に関する不安も煽っている。

 米国では、孔子プログラムは、学びたい人全員に中国語教師を提供するだけの資金を持たないことが多い大学や学区に広く歓迎された。

■「言論の自由や学問の誠実性を損なう」

 しかし、メイ氏のように批判的な人々は、中国の資金には代償が伴うと考えている。
 孔子学院(大学のキャンパス内に設置されている孔子プログラムはこう呼ばれている)や学校を拠点とする孔子教室は、中国に関する議論をデリケートな話題から遠ざけることで言論の自由を抑制している、というのだ。

 米国大学教授協会(AAUP)は今年6月、各大学に対して、
 孔子学院(現在、米国に100校ある)との契約を打ち切るか見直す
よう求めた。
 学院が
 「中国国家の一部門として機能しており、
 学問の自由を無視する
ことを許されている」
というのがその理由だ。

 メイ氏はオレゴン大学に孔子学院を閉鎖するよう求めているが、その甲斐なく、実現に至っていない。
 グッドマン氏(もう同大の孔子学院院長ではない)は、自己の利益に資金を出すという点では、中国も米国の大学に寄付する他の資金提供者と相違ないとし、
 孔子学院はいわゆる「中国の脅威」を呼び覚ます存在
になってしまっていると話している。

 2004年に中国が初めてソウルで孔子学院を開設した時、同国は新たな取り組みがブリティッシュ・カウンシルやアリアンス・フランセーズ、ドイツのゲーテ・インスティトゥートなど、西側の政府が支援する文化普及活動のように、議論を引き起こさない存在になることを期待していた。

 その狙いは、中国人がよく平和の伝統が深く染み込んでいると表現する中国文化に対する認識を高めることで、
 中国の台頭に対する不安を打ち消すところにあった。

 中国は政府機関の漢弁(ハンバン)を通じて、孔子学院に無償で指導者を提供したり、学院での文化イベントを後援したりしている。



 その支出はかなりの額に上り、さらに急増している。
 2013年の支出は2億7800万ドルで、2006年の6倍以上に達した。
 中国による孔子学院への資金提供は、多くの大学で年間10万~20万ドルに上り、それ以上の場合もある(昨年度、オレゴン大学はおよそ18万8000ドルを受け取った)。

 中国は2013年末までに440校の孔子学院と646の教室を開設し、登録している学生・生徒85万人にサービスを提供している。
 施設は世界100カ国以上に散在しており、全体の4割超が米国に置かれている。

 2015年末までに世界中で、さらに60校の孔子学院と350の教室を開設する計画がある。

 中国の関係者は満足の意を表している。
 共産党の巨大なプロパガンダ機構を統括する劉雲山氏は今年6月、孔子学院は「適切なタイミングで誕生した」と述べ、孔子プログラムのことを、中国の夢と諸外国の夢を結ぶことで友好関係を促進する「精神的な高速鉄道」と称した。

 しかし、それほど楽観的でない人もいる。
 米国では最近、批判が一段と強まっている。
 今年は、シカゴ大学の100人以上の教授陣が、孔子学院が学問の誠実性を傷つけていると抗議した。

■ダライ・ラマの招待に圧力?

 同大の学者の1人、マーシャル・サーリンズ氏は2013年にネーション誌に寄せた論文で、孔子学院の政治的な過敏症への配慮と受け取れる、複数の国で起きた問題を列挙した。
 その中には、大学側が講演者としてダライ・ラマを招き、その後、招待をキャンセルしたり、キャンパス外での講演に切り替えたりしたケースが数件含まれていた。

 2009年のノースカロライナ州立大学のケースでは、ダライ・ラマの訪問がキャンセルされた後、総長が、孔子学院から、ダライ・ラマの出席は中国との間で問題を引き起こしかねないと指摘を受けたことを明かした。

 今年は、モンタナ大学名誉教授のスティーブン・レビーン氏が世界中の数百校の孔子学院に宛てて、抗議活動が暴力的に弾圧された6月の天安門事件25周年を記念するよう求める手紙を送った。
 同意した学校は1つもなかった。
 北京の新聞、 環球時報は最近、外国の学者による抗議を「マッカーシズムの延長」と呼んだ。

 グッドマン氏は、中国の研究には、手に入れられる限りの資金が必要だと主張する。
 たとえそれが、重大な利害が絡む国――それが中国であれ、台湾であれ、米国であれ――から援助を受けることを意味しても、だ。

 同氏は、もし中国がオレゴン大の施設に政治的に干渉するようなことがあれば、孔子プログラムは直ちに閉鎖すると話している。

 そのような言質は、批判的な人たちの大きな懸念を払拭することはできない。孔子プログラムの政治的な影響力は多くの場合、微妙で、ゆっくり作用するという懸念だ。

■それで中国を好意的に見る人は・・・

 もし批判的な人たちが正しければ、その作用は本当に微妙だ。

 世論調査によれば、
 多くの国では中国に対するイメージがこの10年で大きく改善していない。
 米国の世論調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、
 2007年には米国人の42%が中国を好意的に見ていた。
 昨年は、好意的な見方をする人がわずか37%だった。
 中国のソフトパワーへの投資の政治的な配当は、決して明白ではない。

© 2014 The Economist Newspaper Limited. All rights reserved.
英エコノミスト誌の記事は、JBプレスがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。
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2014年12月06日 08時34分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141205-OYT1T50132.html

「孔子学院は中国の国家機関」…米、拡大を懸念

 【ワシントン=白川義和】
 人権問題などを扱う米下院外交委員会小委員会のクリストファー・スミス委員長(共和党)は4日、中国政府が中国語と中国文化の普及の拠点とする「孔子学院」の米国での活動の実態について、米議会の政府監査院(GAO)に調査を要請する考えを表明した。

 小委員会は同日、米大学の中国当局との協力や、孔子学院の受け入れが、「学問の自由」に与える影響に関する公聴会を開いた。
 スミス委員長は
 「米国の大学は学業の管理や学生の指導、授業内容を外国政府に委ねるべきではない」
と述べ、孔子学院の影響力拡大に懸念を示した。

 孔子学院は中国の出資で教員派遣や教材提供が行われる仕組みで、民主主義や言論の自由、人権、少数民族など中国政府が忌避する問題は授業内容から除外されると指摘されている。
 米大学教授協会は6月の声明で、
 「孔子学院は中国の国家機関として機能しており、学問の自由を無視することが許容されている」
と批判した。
 米国では約100の大学で孔子学院が設置されている。



レコードチャイナ 配信日時:2015年1月15日 0時34分
http://www.recordchina.co.jp/a100501.html

中国の孔子学院に閉鎖ラッシュ、
ストックホルム大学にまで波及―スウェーデン


●10日、ストックホルム大学が孔子学院を閉鎖する。
 関係者は「大学の中の機関が他国の政府に提供された経費で運営されるというのはやはり問題だった」とコメントしている。写真はストックホルム大学。

 2015年1月10日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版によると、ストックホルム大学が孔子学院を閉鎖する。

 孔子学院は中国政府が資金と人員を提供して開設する中国語、中国文化の学習機関。各国の大学と提携し、
 2014年10月末時点で世界に471カ所
が設立されている。
 ニーズが高まる中国語の学習機会が増えると歓迎される一方で、中国政府の意志が各国大学の決定に影響するのではと懸念する声も上がっていた。
 すでに米国では複数の大学が契約期限満了をもって孔子学院を閉鎖している。

 スウェーデンのストックホルム大学も閉鎖の列に加わることとなった。
 関係者は
 「大学の中の機関が他国の政府に提供された経費で運営されるというのはやはり問題だった」
とコメント。
 1月30日の契約満了をもって閉鎖すると話している。


サーチナニュース 2015-01-16 16:55
http://news.searchina.net/id/1557554?page=1

孔子学院を閉鎖、「非合法な面あった」
・・・ストックホルム大学副学長が理由を説明

 欧州初、全世界でも2番目に設立されたスウェーデンのストックホルム大学孔子学院が6月30日をもって閉鎖されることになった。
 同大学のウィディン副学長は、閉鎖の理由について
 「スウェーデンの法律に合致せず、争議が発生していた」
などと説明した。
 孔子学院は中国政府が海外の大学などと提携し、中国語や中国文化の教育、宣伝、中国との友好関係促進のために設立している組織だ。
★.ストックホルム大学孔子学院の設立は2005年2月で、欧州初、全世界でも2番目に設立された孔子学院だった。

 ウィディン副学長は中国との提携について
 「今の状況は10年前と違うようになった」、
 「われわれと中国の学術交流のレベルは、まったく異なるレベルになった」
と、中国との交流が大きく前進したことを認めた上で、同大学内の孔子学院について
 「非合法な面があった」
と説明。
 さらに
 「スウェーデンの大学内に別の国家が資金を出す学校があると、問題のある操作が容易にできてしまう」
と述べた。
 ストックホルム大学は、同大学学内の孔子学院について、5年ごとに契約を更新していたが、2015年には契約更新を行わずに、同年6月30日をもって孔子学園を閉鎖することを決めた。
   これまでも米国などで孔子学院が閉鎖された例はあるが、関係者が
 「非合法」、
 「問題のある操作」
といった“刺激的な言葉”で理由を説明した例はなかったという。

*********

◆解説◆
   世界各地に設立された孔子学院を統括しているのは中国政府・教育部に直属する国家漢語国際推広領導小組弁公室(国家中国語国際推進指導チーム事務局)だ。
★.世界初の孔子学院は2004年11月に、韓国ソウル市で設立された。
  自国文化を世界各地で教育の形で広め、宣伝する組織は、ブリティッシュ・カウンシル(英国)やゲーテ・インスティトゥート(独)などの例もあり、それほど珍しいことではない。
 しかし孔子学院の場合、独立した施設や組織として運営されるのではなく、各地の大学などと提携し、施設としても独立していない。
  しかも、ブリティッシュ・カウンシルやゲーテ・インスティトゥートが非政府組織の運営であるのに対し、孔子学院は政府機関が直接統括しているために、提携先の大学にとって「外国政府の意向を反映する組織を抱え込むことで、教育機関として健全な自主性や独立性が影響を受ける」との指摘が出ている。
  これまでに、カナダ、米国、日本など多くの国で、孔子学院を批判する声が出た。
 閉鎖された例も多い。
 中国は孔子学院を設立し始めた前後から、海外における自国系メディアを使っての情報発信にも力を入れるようになった。
 それまでに中国が行っていた情報や主張の発信は主に、世界各地で収集した情報を本国に集め、本国から意見や見解を表明するものだったが、より複合的な方法に切り替えたと判断できる。

 ただし、それ以降も「中国の主張に納得」する雰囲気は、それほど高まっていない。
 中国人はしばしば「急成長を続ける中国に嫉妬し敵意を燃やす人がいるから」などと説明するが、実際には一党独裁という世界でも少なくなった体制を取り続け、その体制による価値観や発想、強引な主張が多いことが、より根本的な原因と考えられる。
 しかし、世界に向けて自国の紹介や宣伝に力を入れることは、国益追求のための大切な努力と評価してよいだろう。
 ひるがえってみれば、日本が同様の努力をどれだけしているか、心もとない面もある。




【描けない未来:中国の苦悩】




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2014年9月13日土曜日

外資が逃げていく中国(1):中国の拠点撤退が始まった、替わりに100円ショップが

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レコードチャイナ 配信日時:2014年9月13日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/a94104.html

不公平な司法に大気汚染、労働コスト上昇
…外資企業の中国拠点撤退が始まった―中国メディア

 2014年9月11日、米尓社区によると、外資系企業に中国支社撤退の流れが広がっている。

 経済成長著しい中国は今や「世界の市場」。
 自動車やタブレットPCなど多くの分野で世界最大の消費国となっている。
 外資系企業にとっても絶対に見過ごせない市場だ。
 しかしその中国から支社機能を撤退させる企業が増えている。

 8月にはゼネラルモーターズが上海の国際業務本部を撤退。
 穀物メジャーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)も拠点機能をシンガポールに移している。
 IBMも一部部局の中国撤退を開始した。

 こうした動きには
1].自国企業に有利な中国の行政、司法を嫌ったこと、
2].大気汚染が深刻で外国人従業員が住みたがらないこと、
3].知的所有権が保護されないこと
など多くの要因が関わっている。
また、
4].労働コスト上昇により製造拠点の東南アジア・シフトが加速している
ことも大きい。

 もっとも中国からの撤退は容易ではない
 外資の進出を大歓迎する中国も撤退しようとすれば牙をむき、報復措置にでかねないからだ



サーチナニュース 2014-10-20 11:29
http://news.searchina.net/id/1546369?page=1

外資撤退の「秋風」感じる市民
・・・「運動靴買ったらメイド・イン・ASEAN」だった=中国


 経済参考報は20日付で、
 「外国企業が急速に隠密撤退中」
と題する記事を掲載した。
 結論としては
 「短期的には、中国から外国企業が大量に撤退することはない」
との見方を示したが、
 「多国籍企業は中国における配置を調整」
などとして、中国がこれまでと同様に外資を引きつけることは難しくなりつつあると指摘した。

 記事は冒頭部分で
 「運動靴を買ったら、見慣れた中国製ではなくメイド・イン・インドネシアだった」
という広東省広州市民のエピソードを紹介した。
  広州市民の李さんは最近、運動靴を買った。
 そして、運動靴の生産表示が見慣れたメイド・イン・チャイナではなく、メイド・イン・インドネシアであることに気づいたという。
 記事は
 「靴の生産地の変化は、製造業における新たな産業転移の情勢を示している。
★.ハイエンド製品の製造業は欧米に回帰、
★.ローエンド製品は東南アジアに移転」
と紹介した。

  移転にともない広東省から姿を消した企業の多くは、ローエンド型・労働集約型であり、産業構造の改善という要求にも合致し、輸出入に対する影響は大きくないと指摘した上で、
 「以前の米国、香港における産業転移の教訓に警せねばならない」
として、
 産業転移の速度が速すぎて対応が追い付かない場合「産業の空洞化」が起こりかねない
と論じた。
  中国から外国企業が撤退する理由としては、
★.中国経済の成長が鈍っていることや、
★.中国が産業構造の改善を進めており、外資導入に際して量よりも質を重視するようになったこと
を挙げ、さらに中国では
★.外資に対する優遇措置である「超国民待遇」の撤廃
を進めていることを加えた。
  さらに、在中米国系企業の団体である「中国美国商会」が最近になり発表したリポートでは
 「7年前には会員企業の絶対的多数が、第一の投資先として中国を挙げた。
 現在は20%程度」
とされ、EU系企業の団体である「中国欧盟商会」の調べでは、
 「大企業の3分の2が中国での経営活動はますます困難になっていると回答」
した。
 さらに日本貿易振興機構(JETRO)の調べでも、
 日本の対中投資が前年比で17.7%減少し、対ASEAN投資は対中投資の2.6倍
になったなどの数字を示した。

 上海外国投資促進センター所属の専門家である〓楽氏は、
 「外資系企業には、冬季内容は変えず、生産部門や利益を生み出す部門など、
 企業の核となる部分を中国外に移す“隠密撤退をする例もある」
と指摘した。(〓は「赤」におおざと)  
 記事は、南海大学多国籍企業研究センターの張誠研究員の
 「中国経済の基本部分は比較的良好。
 総合的な配置能力も高い。
★.短期的には、中国から外国企業が大量に撤退することはない
との見方を紹介。
 「去る人もいれば、来る人もいる」、
★.「多くの外資はもう、中国を重要な生産加工基地と見ることはないだろう。
 そして、中国の内需市場の拡大に重きを置くことになる。
 中国における(外資)の売上高の全世界に占める割合は、ますます高くなる」
と主張した。


 上海自由貿易区への進出は現在「16%」ほどだという。
  「外資逃亡」に危機感を強めている中国政府は声を大にして中国のメリットを強調している。
 だが、果たして外資はどう判断するのだろう。



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月4日 0時11分
http://www.recordchina.co.jp/a96745.html

中国から逃げ出す多国籍企業、
アメリカ回帰の動き鮮明に―露メディア

 2014年11月1日、ボイス・オブ・ロシア中国語版は記事
 「中国商品が追い出される、
 中国の生存リソースを奪い取る米国」
を掲載した。

 米国では今、「世界の工場」中国から撤退し、製造拠点をアメリカ大陸に戻す動きが広がっている。
 米リサーチ企業ボストン・コンサルティング・グループによると、
 2013年末時点で生産額10億ドル以上の米企業の過半数が製造拠点の米国回帰を決定、または検討している
という。

 この背景には中国と米国、双方の要因がある。
★.第一に中国だが生活水準の工場に伴い労働コストが急騰している。
 特にハイテク分野で中国人の給与は中・東欧と同等水準にまで上昇している。
★.一方、米国ではシェールガス革命に伴い電力価格が低下。
 また、中南米の失業率が高く、安価な労働力の供給が見込まれる。
 巨大な米国市場への近さも考えれば、製造拠点の回帰はきわめて合理的な選択肢だ。

 こうした多国籍企業の撤退は中国経済に打撃を与えるものとなっている。
 中国では今年1~6月の工業分野の成長率は7%代前半に低迷。
 過去2年間で最低水準となった。


 外資は逃亡する。
 代わりに入ってきたのが「100円ショップ」。
 はてはて、どうなることやら。

 「安かろう、危なかろう」
の代名詞のような「メイド・イン・チャイナ」製品を駆逐するように、
 「安価にして高品質・美秀デザイン」
「100円ショップ」が殴りこんできた。


レコードチャイナ 配信日時:2014年11月4日 4時48分
http://www.recordchina.co.jp/a96747.html

日本の100円ショップ、
円安や豊富な品ぞろえを背景に中国進出へ―中国メディア

 
●.2日、日本の100円ショップは円安や高い品質、豊富な品ぞろえなど、中国企業をはるかにしのぐ競争力を備えており、これまで低価格で勝負してきた中国企業にとって脅威となっている。写真は上海のダイソー。

 2014年11月2日、新華社は日本の100円ショップの中国進出について伝えた。
 円安の影響だけでなく、
 高い品質や豊富な品ぞろえなど、中国企業をはるかにしのぐ競争力を備えており、
 これまで低価格で勝負してきた中国企業にとって脅威
となっている。

 日本のある100円ショップは中国における代理店募集のため、広州で開催されている中国輸出入商品交易会(広交会)に出展している。
 この企業の海外事業部責任者は
 「多くの人が日本製品は良質だが価格が高いというイメージを抱いているが、
 当社の製品の大部分は低価格にもかかわらず品質が優れている」
とアピールした。

 購買力が日に日に強大になっていく中国市場に照準を定め、今回初めて広交会に出展した100円ショップ企業は多い。
 中国のプラスチック製品企業の販売責任者は
 「過去数十年、日本に向けて軽工業製品を輸出してきたが、
 今は日本が中国におわんやプラスチック容器を輸出してくるようになった」
と述べた。

 改革開放以降、中国は「世界の工場」と評されるほどの発展を遂げ、日本や欧州、米国に向けて労働集約型の軽工業製品を輸出してきた。
 しかし、現在は100円ショップの中国進出に見られるように、
 「中国製」の優位性が消え去りつつあり、中国企業は市場の厳しい現実に直面
している。

 中国軽工工芸品輸出入商会の李文鋒(リー・ウェンフォン)副会長は、
 「中国の軽工業品は依然として世界の主流の位置を占めているものの、
 中国の人口ボーナスによるメリットは多くの分野で消失し、
 海外の多くの地域と比べてコストの優位性がすでにはっきりしなくなっている」
と指摘。
 「中国企業は伝統的な生産スタイルに頼って発展できなくなっており、
 多くの製品の利益は極限まで下がっている。
 すでに一部の産業は海外へ移転し始めており、高い成長を維持することがますます困難になっている」
と述べた。

 軽工業分野において日本製が勢いを増してきたことは、最近の円安と大きな関係がある。
 また、低価格で高品質という優位性のほか、
 豊富な品ぞろえ商品供給のスピードも中国企業にとって脅威
となっている。
 100円ショップの責任者は
 「われわれは2万種を超える商品を各種10個単位から供給でき、商品の入れ替えを極めてスピーディーに行える」
と自信を見せた。

 一方、中国企業の責任者は
 「中国企業はこれほど強力な販売力をまだ持っておらず、新商品発売のペースも追いついていない。
 中国の輸出企業が国内向けに販売することはさらに難しいだろう
と打ち明けた。

 市場関係者は
 「中国企業のコスト面での優位性はすでに消え失せ、
 新たな優位性がまだ確立できていない。
 そうした状況の中で、円安を背景に
 低価格、
 高品質、
 豊富な品ぞろえ、
 優れた商品供給能力、
 デザインのオリジナル性
などの優位性を備えた日本企業の攻勢が始まった。
 今後どのように競合していくべきか、さらに真剣に検討する必要がある」
と話している。





【隠し切れない】中国を見捨てた日本!危険すぎる中国に日本企業は総撤退で、日本人旅行者も激減!反日勢力も隠しきれない中国
2014/06/10 に公開

危険すぎる中国に日本企業は総撤退し、日本人旅行者も激減してい­日本の中国離れの実­態を内木場重人さんが暴露しています。
反日勢力も隠しきれず、日本が中国を見捨てた­­ことが明らかですね。
中国共産党の馬鹿げた政策で日本企業は危険を感じ、撤退する日本企業が続出­。
それに­伴い、日本からの中国投資は激減。唯一のメリットだった中国の人件­費が上り、もはや­中国経済にメリットはありませんね。日本企業だけでなく、海外企業も当­然撤退。
また、環境問題が深刻な中国に行く旅行者も激減し、それどころか在中邦人も脱出してい­­ます。

もはや反日新聞に隠せる規模ではなくなっており、日本の中国離れは加速。
中国経済が崩壊することによる日本経済への影響を心配する方がいますが、日本企業も生­­産拠点をより人件費が安い東南アジアへ移しているので、御心配いりません。
侵略国家と関係を持つ必要はありません。
非常にいい傾向といえるでしょう。



_

2014年9月12日金曜日

「日本を理解しよう」、共産党系紙の異例の呼びかけ:「なにか裏の意図があるんじゃないか?」

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●11日、中国と韓国が日本に対する姿勢を軟化させ始めている。


レコードチャイナ 配信日時:2014年9月11日 17時26分
http://www.recordchina.co.jp/a94050.html

対日姿勢軟化の表れ?
中国紙が「日中関係の改善は世界平和の福音」と主張

 2014年9月11日、中国共産主義青年団(共青団)の機関紙・中国青年報は、
 「日本をよく理解することは悪いことではない」
と題する記事を掲載した。

 記事では、
 「1972年の国交正常化以来、日中は基本的に友好関係を保ってきたが、日本が尖閣諸島(中国名:釣魚島)を国有化してから、日中関係は氷河期に入った」
としながらも、一方で
 「日中関係の緊張は当然、日本の一方的な挑戦によるものだが、国内の民族主義思想も反省する必要がある」
とし、
 「日本の歴史、文化、文明などに対する理解不足がその誘因になっている
と指摘する。

 その一例として、“武士道”という言葉が日中で異なる意味としてとらえられていることを挙げている。
 「中国で“武士道”は日本の侵略者の残酷さの代名詞となっている。
 日本は軍国主義と武士道の旗印のもと、太平洋戦争を発動し侵略に突き進んだ。
 しかし、110年前に新渡戸稲造が著した『武士道』のなかでは、武士道の源は『仏教』『孔子、孟子の教え』『日本古来の神道』だとされており、それらとは関係がない」
と紹介している。

 また、日本の近現代の文芸や科学技術、組織管理のモデルなどが中国に影響を与えているとして、
 「これらを理解してこそ、日中関係をより深く分析・評価できる」
と主張する。

 記事は最後に
 「日本の本をたくさん読むことは、“媚日”ではなく日本を深く知るためであり、原則を捨てることではなく日本に対して理性を保つことである。
 重要なのは、“歴史は記憶するが恨みは記憶しない”ということだ。
 国民レベルでは、両国国民の関係性を修復することは、日中両国、アジア太平洋地域、世界にとって平和の福音となる」
と指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月12日 7時9分
http://www.recordchina.co.jp/a94090.html

「日本を理解しよう」、共産党系紙の異例の呼びかけに
「正論」、「日本を理解すればするほど…」―中国ネット

 2014年9月11日、中国共産主義青年団(共青団)の機関紙・中国青年報は、
 「日本をよく理解することは悪いことではない」
と題する記事を掲載した。

 記事は、「日中関係の緊張は当然、日本の一方的な挑戦によるものだが、国内の民族主義思想も反省する必要がある」とし、「日本の歴史、文化、文明などに対する理解不足がその誘因になっている」と指摘する。

さらに、日本の近現代の文芸や科学技術、組織管理のモデルなどが中国に影響を与えているとして、「これらを理解してこそ、日中関係をより深く分析・評価できる」と主張。「日本の本をたくさん読むことは、“媚日”ではなく日本を深く知るため。重要なのは、“歴史は記憶するが恨みは記憶しない”ということだ。両国国民の関係性を修復することは、日中両国、アジア太平洋地域、世界にとって平和の福音となる」としている。

この論評記事について、中国版ツイッターには以下のようなコメントが寄せられた。

「正論」
「敵に勝ちたければ、相手よりも敵をよく知ることだ」
「日本の庶民に恨みはないよ。憎いのは安倍政権と右翼だ!」

「日本に反省させろよ」
「恨みを忘れさせるなんて愚かだ。日本に侵略を許すつもりか?売国奴め!」
なにか裏の意図があるんじゃないか?

「“歴史は記憶するが恨みは記憶しない”はいい言葉だと思う」
「この話は日本人にも言えることだろう」

「日本人にも中国人をよく理解してもらおう!」
「日本を理解すればするほど、日本を好きになっていく」
「日本に行って初めて日本の良さを感じた。最初から憎しみを持って接してはいけない」

「中国人は日本を恨んでいるが、多くの日本人は中国を恨んではいない。
 彼らが恨んでいるのは韓国人だ。
 韓国人が何をしてきたか見ればすぐにわかる」



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月11日 21時40分
http://www.recordchina.co.jp/a94034.html

日中関係の悪化、中国経済よりも日本経済に深刻な影響?―中国メディア

 2014年9月10日、中国・天津で開催されている世界経済フォーラム(WEF)ニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)の席上、清華大学金融学部の李稲葵(デビッド・リー)教授は
 「日中関係の悪化は中国経済よりも日本経済に深刻な影響を及ぼす」
と発言した。
 中国メディア・BWCHINESEが伝えた。

 李教授はその理由について、
 「中国経済は成長を維持しているが、海外市場への依存度は減少している。
 だが、日本はそうではない」
と説明。
 さらに
 「日中間の外交関係が良い状況にあるといえないのは非常に残念なことだ。
 日本政府の態度はあまりにも高圧的であり、尖閣諸島をめぐる紛争の存在を認めようとしない。
 日中両国の関係改善には、日本側がまず現実を直視することが必要だ」
と訴えた。

 日本の西村康稔内閣府副大臣は
 「尖閣諸島をめぐる紛争は『過去も現在も未来も存在しない』というのがわれわれの政策だ。
 日中関係の悪化が日本経済に及ぼすマイナスの影響は中国よりも大きいとの李教授のご懸念については、感謝の意を示したい
と発言し、李教授の主張を退けた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月12日 7時1分
http://www.recordchina.co.jp/a94054.html

中国と韓国は、日本に対する姿勢を軟化させ始めている―中国メディア

 2014年9月11日、中国と韓国が日本に対する姿勢を軟化させ始めている。
 中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は、7月末に訪中した福田康夫元首相に対し、日中関係改善の必要性を口にした。
 8月9日には、非公式ながら2年ぶりとなる日中外相会談が実現した。
 8月15日の終戦記念日には、日本の多数の国会議員と閣僚が靖国神社を参拝し、安倍首相は私費で玉串料を納めたが、中国政府の対応は昨年とは異なり、日本の大使を緊急招集して抗議したり、厳しい言葉で日本を非難したりすることはなかった。
 さらに、9月3日の習主席の重要講話では「(日中共同声明や日中平和友好条約などの)4つの政治文書に基づいて、両国関係の長期的、安定的、健全な発展を望む」との言葉も聞かれた。

 中国メディアも
 「一衣帯水の隣国として、日中の首脳が2年余りも交流を行っていないというのは、どう見ても異常。
 両国首脳が11月に会うことがあれば、その後の日中関係発展の基礎となるだろう」
と、関係改善に期待を寄せる報道が目に付く。

 韓国も同様だ。
 8月10日、日韓外相はミャンマーでおよそ1年ぶりとなる会談を行った。
 15日には朴槿恵(パク・クネ)大統領が光復節のスピーチで
 「日韓国交正常化50年にあたる来年を、日韓が新たな未来へと向かう出発の年にしたい」
と述べ、日韓関係改善に前向きなコメントを発している。
 21日には柳興洙(ユ・フンス)新駐日大使が「歴史は重要だが、未来に目を向けるべき」と述べた。

 専門家はこれについて、日本が拉致問題をめぐって北朝鮮との交渉を始めたことや、日中関係に改善の兆しが見られることから、韓国は北東アジアで取り残されることを危惧していると指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月12日 5時0分
http://www.recordchina.co.jp/a94072.html

中国人の5割が「日本と軍事衝突起きる」と回答
=中国ネットは「調査の信ぴょう性…」「戦争?笑っちゃうよ」

 2014年9月11日、日中で行われた世論調査で、
 53%の中国人が将来的に「日本と軍事衝突が発生する」と考えている
ことがわかった。

 
 同調査は日本の言論NPOと中国日報社が共同で行ったもの。このなかで、「日中間で軍事衝突は起きるか」との質問に対し、
 日本人の29.0%、中国人の53.4%が「数年以内に起きる」「将来的には起きる」
と回答した。

 この調査結果について、中国版ツイッターでは多数のコメントが寄せられている。以下はその一部。

「日本の宣戦に対抗しよう!東京を血の海に。大和民族を滅ぼそう!」

「利益がなければ戦争なんてしない」
「長年の洗脳教育の成果か」
「戦争したいやつが、真っ先に戦場へ行ってくれ」

「まずはこの調査の信ぴょう性を疑わねば。戦争したいやつは5割もいないだろう」
「この調査はおかしい。そんなに頭の悪いやつが53%もいるとは思えない」
「中国は食品安全、大気汚染、水質汚染でそれどころではない」

「国辱を忘れるなとは言うが、軽々しく戦争を口にしてはいけない。戦争は国と国民に大きな代償を払わせることになる」
中国は日本にかなわないよ。いずれにしても、おれは戦争なんてごめんだ」

「平和がいい。戦争反対」
あの世へ逝くのを最も恐れているのは、ほかならぬ中国人。戦争?笑っちゃうよ
多くの家庭は一人っ子。
 誰が戦地に送りたい?
 一家の大黒柱を失ったらその家は誰が面倒見るの?
やっぱり平和がいい」



サーチナニュース 2014-09-12 21:05
http://news.searchina.net/id/1543323

日本人の中国に対する印象 
「良くない」は「敵視」を意味するものではない=中国メディア

 日本の言論NPOと中国日報社が共同で実施した「第10回日中関係世論調査」で、
 中国の印象を「良くない」と回答した日本人が93%に達した
ことについて、中国メディアの環球網は道紀忠華シンクタンクの庚欣氏による手記を掲載し、
  「日本人の対中好感度が低いことは、日本人が中国を敵視していることを意味するものではない」
と論じた。

 記事は、日本人の中国に対する好感度が低下していることは争いようのない事実だとし、その背景には「複雑な理由がある」と主張。
 領土をめぐる対立や歴史問題によって日中が対立する構図が形成されたとしたほか、日中の経済規模の逆転が日本人に不安感や圧力をもたらし、そうした感情が調査結果に現れたとの見方を示した。
  続けて、日本で長年暮らした筆者の経験として、
 「日本人は常に悲観的で、何事にも消極的」
だとし、日本メディアの中国に関する偏った報道のもとで日本人の対中感情が悪化していると論じた。

   一方、日本人の中国に対する印象が「良くない」としても、
 「それは必ずしも日本人が中国に敵意を持っていることを意味するものではない」
と主張し、中国で40年以上にわたって行われてきた民間での友好協力や日中の経済協力によって
 「日本国民の間には安定した”中国観”が形成されている」
と報じた。
  さらに「第10回日中関係世論調査」において、日中関係の悪化に懸念を示し、関係改善を望む日本人が79.4%に上ったことを伝え、
 「安倍首相が日中関係改善に向けて努力し、首脳会談を実現しなければならないという民意の圧力となっている」
と論じた。
  続けて、日本人の中国に対する印象が「良くない」としても、「関係改善を望んでいないわけではない」と指摘。
 また、日中関係の改善に向けての急務は
 「日本の民意の背後にある日中の矛盾を正確に理解し、具体的な行動に移すことだ」
と論じた。



サーチナニュース 2014-10-31 09:19
http://news.searchina.net/id/1547689?page=1

中国に「良いイメージ」を抱かぬ日本人
「反日感情と食の安全」が要因=中国メディア

 中国メディアの新華社は17日、日中両国で行われた世論調査を引用し、
 中国の印象が「良くない」と回答した日本人が93%に達し、
 去10年で最低の数字になったことを指摘したうえで、
 「日本人の中国に対する印象が良くない理由が分かった」
と論じる記事を掲載した。
  記事は、日本に対する印象が「良くない」と回答した中国人の割合が86.8%だったことを紹介する一方、
 10月1日の国慶節(建国記念日)の大型連休中に日本を訪れた中国人が過去最高となる見込みだと指摘。
 さらに2014年1-8月に訪日した中国人はすでに13年通年の数字を超えるほど訪日中国人が増えていると伝えた。

  さらに、日本人の中国に対する印象が悪化する一方で、
 日本を旅行で訪れる中国人が増えているという対照的な現実は熟考に値するとし、
 なぜ日本人は中国に反感を持っているのだろうか
と論じた。

 記事は、中国人の多くは
 「日本人が中国に反感を持つ理由は釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)問題や靖国問題、歴史問題といった両国の外交問題が国民感情に影響をもたらしていると考えている」
とする一方、そうした要素は根本的な問題ではないと指摘。
   続けて、日本人との交流を通じて発見したこととして、
 「一般的な日本人は外交問題などにあまり興味を持っていないようだ」
とし、国の外交問題などで国民感情が左右されることもあまりないと指摘。

 それよりも
 「日本人が中国に反感を持つ理由」として大きいのは、
 中国人の反日感情や中国で起きた反日デモに対する反感である
と主張。
 さらに、日本人の対中感情の起伏は中国で発生する反日デモと大きな相関性があるとし、 
 「中国で日本車が破壊されたり、日系企業で暴動が起きたりすると日本国内で強い反発が起き、日本人の対中感情も一気に悪化する」
と論じた。
  また、中国の環境問題や食の安全性といった社会問題も日本人の対中感情を悪化させる要因の1つだとし、
 「2008年に内閣府が実施した外交世論調査で、日本人の中国に対する感情が当時の過去最悪を更新したのは、同年に発生した毒ギョーザ事件が原因だった」
とし、中国の食の安全性をめぐる問題が日本人の対中感情を損ねたと論じた。



サーチナニュース 2014-10-17 11:37
http://news.searchina.net/id/1546214?page=1

中国で日本企業との交流促進へ新組織が誕生、
発足式典出席の河野洋平氏を「古い友人」と評価

 中国の社団法人「中日韓経済発展協会」は16日、北京市内で「中日企業聯誼会」を発足させた。
 中国と日本企業の交流を促進する目的。発足式典に出席した河野洋平氏を、中国メディアは「中国の古い友人」と紹介した。

 「聯」の字義は「2つのものを対にする」、「複数のものをまとめる」で、「誼」は「よしみ、親しいつきあい」。
 「中日企業聯誼会」で、「中国・日本企業のグループ親和会」といったニュアンスだ。
 同会には中国企業では中鉄建城建集団有限公司など50社あまりが、日本企業では三井物産、日立製作所、丸紅、住友商事など30社が加入したという。
  同会は企業間の交流だけでなく「民間外交」の角度から「政府の力となり、両国の民間友好のために、自らの貢献を行う」方針だ。
 同会議の発足には「4カ月近くの、心を込めての準備期間」があったと紹介された。

  16日には、北京市内の釣魚台国賓間で発足式典を行った。
 式典で行われた「中日企業聯誼会」と書かれた額の除幕式は、河野洋平氏と中国の全国政治協商会議の主席を2期にわたって務めた(1998-2008)羅豪才氏が行った。
  中国メディアは「日本の元衆議院議長で、国際貿易促進協会会長であり、中国人民の古い友人である河野洋平先生は、わざわざ日本からやってきていただいた」と、河野氏の式典参加を歓迎した。
 日本側からは、木寺昌人駐中国と無名全権大使も、同式典に出席した。
  中国側からは式典に、閣僚経験者や軍の元幹部が多く出席した。
 石広生氏元元対外経済貿易合作部部長)、
 銭樹根氏(元解放軍副参謀長)、
 汪光〓氏(元国家建設部部長)
などで、対日強硬路線を取った江沢民政権時に現役だった元幹部の多いことが目立った。(〓は、「烈」の「列」の部分を「寿」に代える)

**********

◆解説◆
  中国では2014年になってから、マスコミ関係者に対して「上部」から、「日本を不必要に非難する論調は控えるように」との指示があったという。
 「中日企業聯誼会」の発足を見ても、中国側でしばらく前から、対日関係の改善を模索する動きが始まっていたと判断できる。
 ただし、中国の政界や軍の上層部では対日姿勢を含むさまざまな問題に対する考え方に、かなりの違いがある。
 一部で見られるようになった動きが、全体的に大きな影響を与えるかどうかを、すぐに判断することは難しい。
 国の上層部に意見の対立が存在することは中国に限ったことではないが、中国では言論統制などが厳しいなどの事情により、内部情勢がなおさら見えにくいという特徴がある。
  対日路線の柔軟化の際には、それまでの
 「強硬路線」からの離脱を国民にどう納得させるか
の問題が大きいため、中国側の新たな方向性が、なおさら見えにくくなる。



【描けない未来:中国の苦悩】





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2014年9月11日木曜日

中国黄金時代は頭打ち:実効的な改革にすぐ着手しないと中国経済は急速に後退する

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レコードチャイナ 配信日時:2014年9月11日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/a94033.html

中国のEU商工会議所、
中国経済の先行き懸念「実効的な改革に着手を」―中国紙

 2014年9月30日、環球時報(電子版)によると、中国の欧州連合(EU)商工会議所はこのほど報告書を発表し、
中国政府に対し
 「実効的な改革にすぐ着手しないと中国経済は急速に後退し、
 国民の収入は低迷する可能性がある
と警告した。

 仏AFP通信によると、同会議所は報告書で
 「中国ビジネスの黄金時代は頭打ちとなる。
 中国は経済構造の再調整、バランスを確保するチャンスを逃すべきではない
と指摘。
 中国政府の指導者が決意と緊迫感ある改革を断行しない限り、
 「経済は停滞局面に入り、中所得者層は転落の危機に直面する
と予測した。

 また、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)で打ち出された改革案について、同会議所は
 「中国当局が市場原理優先を認めているか疑問だ」
と主張。
 企業が中国で不当競争に直面する実態に懸念を表明した。
 その上で、中国政府に「2ケタ成長時代はもう帰ってこない」と予測。
 中国が台湾、韓国のような制度改革を進め、市場の開放、法治国家の実現に踏み切らない限り、中所得者層は転落の危機に直面するだろう」と警告した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月29日 8時5分
http://www.recordchina.co.jp/a94796.html

中国経済は崩壊せず、
「シャドーバンキング」は国内で吸収
=2050年、世界GDPの半分はアジアに―アジア開銀研究所長

  2014年9月26日、吉野直行 アジア開発銀行研究所長 (慶応大名誉教授)は日本記者クラブで講演し、「アジアの世界GDPに占める割合は2013年の38%から2050年には50%に拡大する」と予測。中国経済について、
 シャドーバンキング(影の銀行)が原因で中国経済が崩壊することはない、
との見通しを示した。

 アジアの世界GDPに占める割合は
 2013年の38%から2050年には50%
に拡大する見通しだ。
 アジアの持続的成長のためには
(1).政治的な安定と混乱のない社会情勢、
(2).マクロ経済の安定性、
(3).道路、空港、電力などインフラの整備、
(4).教育投資、医療の充実、
(5).資本・貿易の自由な動き、
(6).ガバナンスの確立と自由な動き
(7).成長の成果がすべての人に及ぶこと
―などが必要となる。

 アジア各国では 貯蓄率が高いが、貯蓄が国内にとどまらず、欧米やシンガポールに預けられて、金利の安い国債などで運用され欧米が儲けている。
 アジアには金利の高い短期資金が還流されて各国の繁栄につながりにくい。
 膨大な国内貯蓄を国内投資への運用する必要がある。
 そこで中国が提唱しているのがアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立による資金供給である。
 成長するアジアのインフラ構築を促進するためには、資金が足りない。
 アジア開発銀行(ADB)が教育などソフト面への有志が中心になるのに対し、AIIBはハード・インフラに力を入れていくことになる。

 中国の地方政府の財政収入のうち、土地関連は40%に達する。
 シャドーバンキング(影の銀行)問題について、地方の金持ちが投資したが、この人たちが損したもので、国内社会で吸収されている。
 シャドーバンキング(の焦げ付きが)原因で中国経済が崩壊することはない
だろう。


サーチナニュース 2014-09-29 17:09
http://news.searchina.net/id/1544605?page=1

中国、金融改革を「継続するも減速」の方針か・
・・李首相の発言から分析

 中国の李克強首相は天津市内で28日、バーゼル銀行監督委員会のイングベス委員長らと会談し、
  「中国における金融の改革開放は新たな段階に入った」などと述べた。
 しかし中国の専門家からは
 「これまでと、言葉づかいが微妙に違う」
と指摘し、金融改革をやや減速するのではないかとの見方が出た。
 
 李克強首相はイングベス委員長らに
 「中国における金融の改革開放は新たな段階に入った」
と説明した上で
 「さらに大きな決意を持って金融改革を進めていく。
 市場への参入をさらに緩和し、各種の資本が市場に平等に参画し競争することを認める」、
 「秩序を保ちつつ、資本市場・貨幣市場を対外開放していく」
などと述べた。

  金融関連の評論家である董希淼氏は、李克強首相の金融改革についての言明で、7月末ごろから「言葉づかい」が微妙に変化したと指摘。
 董氏によると、一部メディアは同月23日の国務院常務会議で、利率の自由化を目指す動きについて、それまでの「さらに1歩」、「継続して」といった推進を強調する言葉が「秩序だてて」に変化したと指摘。
 経済の安定した成長を保つために、利率の自由化は特に急がない方針に変化したのではないかとの見方が出たという。
  董氏によると、李首相のイングベス委員長らに対する説明でも、市場への参入について、「放松」、「放開」ではなく「放寛」との用語を用いた。
 「放松」ならば「締め付ける力を抜く」、
 「放開」ならば「開け放す」だが、
 「放寛」では「扉を広くする」程度で、抑制的な表現になる。

  董氏は、李首相が28日に、資本と通貨市場の対外開放について「秩序を保ちつつ拡大する」と、「秩序を保つ」ことを強調したことにも注目。
 金融改革を進めていく考えに変わりないことを示すと同時に、
 「改革の推進には積極性と同時に穏健さが必要であることを強調した」
と分析した。
 董氏はさらに、李首相が「利率の自由化」に触れなかったことも指摘。
 「利率の自由化」について、今後は達成までの改革において、テンポ減速させていくとの見方を示した。


日本経済新聞   2014/10/21 11:35
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM20H1B_R21C14A0MM0000/

 中国、7.3%成長に減速 5年半ぶり低水準
7~9月、住宅販売不振で

 【北京=大越匡洋】中国国家統計局は21日、2014年7~9月期の国内総生産(GDP)が物価変動を除く実質で前年同期に比べ7.3%増えたと発表した。
 成長率は2四半期ぶりに縮小し、リーマン・ショック後の09年1~3月期以来、5年半ぶりの低い水準となった。
 全国に広がる住宅販売の不振の余波で投資や生産が停滞した。
 中国の成長鈍化は世界経済を揺らすリスクとなる。

 7~9月の成長率は、日本経済新聞社と日経QUICKニュース(NQN)が実施した市場調査の平均(7.3%)と同じだった。
 前期比では1.9%となり、4~6月の2.0%から伸びが縮小した。

 GDPと同時に発表された一般経済統計からも、住宅市況の冷え込みを背景に夏場から景気の減速が鮮明となった様子がうかがえる。
 中国の投資の約2割を占める不動産開発投資は1~9月に前年同期比12.5%増にとどまり、伸びは1~6月(14.1%増)から一段と鈍った。
 在庫増が重荷となって住宅の値下がりが続き、それが新規投資を鈍らせる構図だ。

 建設関連に加え、設備投資も含む投資の全体像を示す固定資産投資は1~9月に前年同期に比べ16.1%増だった。
 鉄道などインフラ関連の投資はなお底堅いものの、1~6月(17.3%増)よりも伸びが縮小し、2割近く伸びた13年通年の水準を下回っている。

 住宅販売の不振のあおりで自動車など耐久消費財の売れ行きが鈍り、企業の生産活動に影を落としている。
 1~9月の工業生産は前年同期比8.5%増と、1~6月(8.8%増)と比べ勢いを欠く。9月単月では前年同月比8.0%増と、5年8カ月ぶりの低水準に沈んだ8月(6.9%増)よりは持ち直した。

 個人消費の動向を示す社会消費品小売総額(小売売上高)の1~9月の前年同期比の伸びは12.0%増。
 1~6月(12.1%増)からわずかに伸びが縮小した。

 成長の鈍化にもかかわらず、中国政府は
 「景気はなお合理的な範囲内にある」(李克強首相)として、今年通年の成長率は政府目標の「7.5%前後」に落ち着くとみている。
 雇用に大きな問題が生じていないことから、大規模な景気対策や金融緩和には慎重だ。

 一方で、景気の急激な悪化を防ぐため、中国人民銀行(中央銀行)は特定の銀行に資金供給を増やすなど緩和気味に金融政策を運営している。
 政府も都市整備にかかわるインフラ投資を加速するなど小刻みな「ミニ刺激策」を続ける方針だ。



サーチナニュース 2014-10-29 17:43
http://news.searchina.net/id/1547439?page=1

中国の2015、16年の経済成長率は7%をわずかに上回る程度=世界銀行

 世界銀行は29日、2014年10月版として中国経済についての簡易リポートを発表した。
 2014年の経済成長率は7.4%との予測を示した。
 2015年と16年については、「さらに低下して7%をわずかに上回る程度」との見方を示した。

 2014年の経済成長が減速したことについては、政府による各項目の発展を持続させる政策が効果をあらわし始めているためと、肯定的に評価した。
 具体的な政策として、
★.貸付の抑制、
★.過剰な生産能力の削減、
★.工業による汚染防止をコストに組み入れさせていること、
★.地方政府の予算に対する制限を強化したこと
などを挙げた。
   国際的にニーズが高まっていることが、中国経済が下落する歯止めになっていると論評。
 ただし、
★.不動産市場の疲弊は中国の国内経済にとって重石になっている
として、懸念を示した。

  リポートは、2014年における中国の経済成長率を7.4%と予測した。
 中国政府は年初、経済成長率の目標を7.5%とした。
 世界銀行は7.4%との成長予測を、政府目標よりは低いが「基本的に目標内」と評した。
 15年と16年については、「さらに低下して7%をわずかに上回る程度」
との見方を示し、
 理由としては中国政府が持続的発展のための政策措置をさらに強化させること
を挙げた。
   中国政府が2015年に表明する同年の経済成長目標について「短期的目標を強調しすぎると、中長期に向けての改革政策の余地が少なくなり、中長期にわたる持続可能な発展をもたらすには不利になる」として、過大な目標を設定した場合、将来に対するリスクが増大するとの見方を示した。
  リポートは、中国政府が中期政策を取り決める鍵となるのは「高効率」、「公平」、「持続可能」な道への転換と主張。
 2014年については一定の進展を見せたと評価した。
  具体例としては、
★.(地方政府など)公共財政政策の体制改革や、
★.予算法の修正で、地方政府の債務管理の透明度を向上させ、問責制度の枠組みを作ったこと、
★.戸籍制度の改革で、農村部からの労働者と都市の融合を促進したこと
などを挙げた。
  リポートは、中国政府のこれらの改革は、中国経済の潜在力を増強したと評価。
 ただし、
 今後10年にわたり、経済成長が減速する趨勢を逆転させることはない
との見方を示した。
  ただし、
 中国政府が必要な政策措置を取らなければ、中国経済の中期的な減速の度合いは、さらに極端になる
と主張した。




【描けない未来:中国の苦悩】




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日本の中古品は中国の新品より売れる:

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 WEDGE Infinity 日本をもっと、考える  
2014年09月11日(Thu)  小川さやか (立命館大学 先端総合学術研究科准教授)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4143

日本の中古品は中国の新品より売れる
インフォーマル製品求めてアフリカ商人が集う中国・広州


★若きアフリカ研究者が、新たに調査場所として選んだ、中国の広州インフォーマル製品を求めてアフリカ商人が集うが、日本の中古品にもチャンスはある。
GETTYIMAGES

 21世紀はアフリカの世紀だといわれる。
 豊富な天然資源に恵まれ、安定的な人口増加と経済成長が見込まれるアフリカは、日本にとって重要な貿易相手や新しい市場として注目されるようになった。
 しかしアフリカ諸国の商店や市場にあふれかえるのは、中国製品である
 本稿では、アフリカの消費者にとっての中国製品の魅力を探ることで、日本の中古品ビジネスの可能性を提示したい。

■日本の中古品vs中国製品

 私は、露天商や行商人の商慣行を調査するために、2000年からほぼ毎年、タンザニアに通っている。
 現地では10年来の友人であり、調査の有能な助手でもあるブクワの家に居候している。
 ブクワの子供たちは、「我が家のクリスマスはサヤカが来た日だ」と、私が持ってくる土産をとても楽しみにしている。
 ただ、次男だけは、現地で欲しいものを一つ買ってもらうことを好んでいる。
 これまでもラジオや、サッカーボールなど多様なものを買い与えたが、昨年、小学4年生になった彼に自転車が欲しいとねだられた。

 次男に手を引かれて、幹線道路沿いの商店を訪れた。
 彼が何カ月も前から目をつけていた自転車は、真新しい子供用マウンテンバイクだった。
 値段は8万タンザニアシリング(約1万3000円)と少し高いが、毎日、遠くまでお使いを頼まれる彼への贈り物として、よい買い物に思えた。

 ところが、このプレゼントをめぐり、その日の晩、騒動が起きた。
 父親のブクワは自転車をみて「すぐに大きくなるのに子供用自転車を買うなんてもったいない」と激昂した。
 母親は、とにかく自転車が中国製であることが気に入らない。
 彼女は
 「規格が似通った新品自転車はすぐに盗まれる。
 盗まれなくても中国製品は数カ月で壊れる。
 いますぐに中古自転車と交換してきなさい」
と金切り声をあげた。
 だが、子供たちは
 「中古のおしゃれな子供用自転車は値段が高い。
 それに中古では、壊れても部品が手に入らない」
と徹底抗戦の構えだ。
 しまいには近所の住人を巻き込んで、丈夫で性能の良い中古自転車か、安くて部品が手に入りやすい中国製の新品自転車かで、大論争になった。

 結局、私は翌日店に戻って、少し大きめの無難なデザインの中古自転車に買い替えた。
 ちなみに中古自転車のほうが値段は高く、9万(約1万4000円)であった(写真1)。


●9万シリングの中古自転車(写真1 )(SAYAKA OGAWA)

 タンザニアの消費者は、自転車に限らず、中古品と中国製品のどちらを買うか、あらゆる商品の買い物で葛藤している。

 「中古の日本製のブラウン管テレビなら3年はもつ。
 新品の中国製薄型テレビは、2年もつかどうか」
 「本物のナイキのスニーカーは長持ちする。
 だが中古で最新の型を安く手に入れるのは難しい。
 中国製の偽物ナイキは中古品の半額で簡単に手に入るが、3日で靴底が剥がれる」。

 誤解されがちだが、タンザニアの消費者は、SONIやHITATIといった中国製の模造品やコピー商品と、オリジナルのSONYや製品の違いを中古品との比較でよく理解している。
 大半の庶民にとって、新品のオリジナル製品は手が届かないが、中古品なら手に入るのだ。
 自転車に限らず、大半の中古品の価格は、輸送費や関税で決められる。

 たとえば、日本の中古自転車なら、不法駐輪された自転車や一般家庭から廃品回収された自転車などが輸出されている。
 この原価がほとんどかからない中古品と同じ価格、むしろ安い価格で販売されているのが中国製品なのである。

■10兆ドルの経済価値


広州市の巨大卸売店街(写真2)
(SAYAKA OGAWA)

 アフリカ諸国で出回っている模造品の多くは、知的財産権保護の観点から問題視される高模造品ではなく、いっけんして偽物だとわかる低模造品である。

 中国の広州市には「チョコレート城」と呼ばれる巨大な卸売店街がある(写真2)。

 ここにはアフリカ各国から膨大な数の商人が衣類から家電製品、携帯電話、おもちゃに至るまで、多様な商品を買い付けに集まってくる(写真3)。
 税金を払わず、法や規制の網の目をかいくぐって営業する彼らは、正式な雇用統計に載らない、いわゆるインフォーマルセクター(非公式部門)である。


●沢山の商品を買い付けたアフリカ人がよく見られる (写真3)(SAYAKA OGAWA)

 これらの商人の経営規模は零細だが、全体的な規模は驚くべきものだ。

 『「見えない」巨大経済圏』(東洋経済新報社)の著者であるロバート・ニューワース氏によれば、インフォーマル経済は世界中で18億人もの人間に雇用を提供し、その経済価値は10兆ドルにも上る。
 近年では、このトランスナショナルなインフォーマル交易の急速な発展を「下からのグローバル化」などと呼び、それと多国籍企業や先進諸国が主導する「上からのグローバル化」との違いや、関係を分析する研究も増加している。
 かつて「偽装失業層」の巣窟とされたインフォーマル経済の新展開は、中国の経済成長だけでなく、世界各地のインフォーマル経済の住人たちの不確実な環境を生き抜くための知恵や戦略、思想が共鳴しあうことで生じているものだ。

 私が長年調査してきたタンザニアの零細商人たち─中国語はおろか英語すらおぼつかない若者たち─のあいだでも、チャイニーズ・ドリームに挑戦するために、数十万円から数百万の資本をかき集めて中国に飛び立っていく者が後を絶たない。

 広州市に出かければ、携帯電話を片手に卸売店街を歩き回るアフリカ系商人の姿をみることができる。
 彼らは、買い付け仲間や現地の商人らと連絡をとりながら、セレクトショップのディーラーのように、複数の卸売店を回りながら、ワンピース10枚、Tシャツ20枚、ベルト40本と多様な商品を少しずつ買い集めていく(写真4)。
 この商品や仕入れ先の多角化は中国の市場とアフリカ市場の双方に対応した戦略である。


●少量多品種の商品が揃う(写真4)(SAYAKA OGAWA)

 中国における模造品生産は、『中国モノマネ工場』(日経BP社)に詳しいが、その第一の特徴は圧倒的なスピード感にある。
 著者である阿氏によれば、山寨携帯(コピー携帯)は、年間にして1000種類以上の新商品が生産される。
 この回転の速さ、そして模造品の価格の安さは、単に開発費が不要なだけでは実現できない。

 紙面の都合上、詳述できないが、中国には「自分にできること」をおこなう零細製造業者たちがおり、それぞれの生産したパーツを、ウィキペディアをつくるようにカスタマイズする市場がある。
 ここでの製造業者の戦略は、
 「試しにつくってみる」
 「まずは激安価格で販売し、売れた商品の値段を後から引き上げる」といった「賭け」と、
 ダメだとわかったら─製品の高度化や連携の構築を目指すのではなく─すばやく撤退、
 他製品・業種への転戦をおこなう「逃げ足」の速さ
で成り立っている。

 さて、品質管理がなされない中国製品は不良品が多く、アナーキーな市場では詐欺も横行しており、地下銀行や不法就労等の賄賂の支払いを含めて、流通チェーンの各段階での取引コストは非常に高い。
 そのため、アフリカ系商人たちにとって、一つの商品、特定の得意先に依存した商売をおこなうことは、非常に危険である。
 それゆえ、彼ら自身も「試しに仕入れてみる」という商品・仕入れ先の多様化をリスク分散の戦略として実行する。

 また低模造品の世界は、製造業者とアフリカの消費者のいたちごっこで動いている。
 たとえば、アフリカでタイ製の衣料品のほうが縫製がよいと需要が高まると、すぐさまMade in Thailandのタグのついた中国製衣料品が製造される、特定のアプリのマークで偽スマホは判別できると噂が広まると、マークが改善された偽スマホが製造されるといったことである。

 この「いたちごっこ」のはざまで交易を担うためには、組織化して大量仕入れを試みるより、有象無象の零細商人たちが少量ずつ買いつけ、スピーディーに販売し戻ってくるという構造に利がある。
 そして、こうした中国製品の安さとスピード感は、実際にはアフリカの消費者の購買行動にも合致している。

■「安かろう悪かろう」を超えて

 タンザニアの行商人は「雨が降ってから傘を売る」という。
 「貧しい暮らしをしている人々は、必要に迫られないとものを買わない」からだ。
 私は、中古品と中国製品とのあいだで悩んだ友人たちによく意見を求められたが、たいていの場合、彼らには「日曜日に上京してくる母親にテレビを見せたい」といった差し迫った事情があった。
 結果として選ばれる中国製品の「安さ」は、実際にはタンザニア人の平均的な購買力ではなく、緊急時でも出せる価格に照準があっているのだ。

 しかし一方で、私の友人たちは
 「目の前を通った行商人が持っていたシャツが気に入った」
 「懐が温かいと何か買わないといけない気がして扇風機を買った」
と、偶発的な買い物をかなり気軽に行う。
 矛盾しているようにみえるが、「計画的にものを買わない」という意味では同じ行為である。

 日本では景気が停滞すると、消費を先延ばしにする人々が増える。
 だが、この延期消費はよくなっていくかどうかは別として、未来がある程度、予測しうる状況であるからこそできることである。
 タンザニア都市部で正規の雇用機会を得ている者は、人口のわずか2割強である。
 多くの人々が従事する零細自営業や日雇い労働での収入は極めて不安定で、数カ月後に同じ仕事をしているかさえ不確かである。
 未来が予測不可能な状況に生きる人々は
 「今この時を逃したら、いつまた商品を買えるかわからない」
という理由でモノを買うことも多いのだ。

 また貨幣への不信、親族等からの無心への対応とあいまって、少額の現金を形に残るモノに変えたいという欲求もある。
 このような消費行動に対応するためには、必ずしも広告とマーケティングにより特定の商品の販路拡大を目指すことは適切ではない。
 むしろ、外見上のわずかな違いしかなくても新商品をスピーディーに供給し、商品との「一期一会性」を高めることが、消費の促進につながることも多い。

 ヴィトンの柄にシャネルのロゴがついたバッグ、玩具のようなサッカーボール型携帯、このストリート的想像力に基づいた「奇抜な」模造品は騙し目的ではなく、アフリカの人々の偶発的な消費の楽しみに即応して流通しているのだ。

■中古品の価値

 日本において中古品が取り上げられるときは、「リサイクル」─環境保護─や「社会貢献」─貧者の支援─がクローズアップされがちである。
 しかしアフリカ諸国の人々にとって日本の中古品は、中国製品との比較で価値づけられている。
 冷蔵庫や洗濯機など比較的長期にわたって利用する家電製品の場合、「品質」が重視されるので中古品が根強い人気だ。
 ただし衣類や小型電化製品などの流行にあわせて頻繁に買い替えるものは、急速に中国製品に置き換えられつつある。

 また中古品は、供給元の収集方法により製造時期や性能、デザインが不揃いな製品が店頭に並ぶことになる。
 旧型は部品が手に入りにくいし、高度な技術が駆使された最新モデルは修理が困難だ。

 明らかなことは、中古品が中国製品に完全に置き換わった後では、日本の製品の価値を改めて理解してもらうのは難しいことだ。
 アフリカの消費者の購買力が本格的に伸びるまでには少し時間がかかるが、それまでに日本製品の魅力を彼らの購買行動に即して伝えるために、中古品ビジネスの再興を考えるのも面白いのではないか。

 ◆Wedge2014年9月号より




【描けない未来:中国の苦悩】




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2014年9月10日水曜日

南シナ海の「力関係」に変化か:べトナムは潜水艦で中国を抑止

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●9日、中国外交部の華春瑩報道官は定例記者会見で、中国が南シナ海で行っている大規模な埋め立て作業について、「島に駐留する人員の仕事と生活の条件を改善するのが目的だ」と述べた。写真は南沙諸島に駐留する中国軍。



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月10日 12時2分
http://www.recordchina.co.jp/a93989.html

「南沙諸島での埋め立ては駐留人員の生活環境改善のため」
=中国が立場を再表明―中国メディア

2014年9月9日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例記者会見で、中国が南シナ海で行っている大規模な埋め立て作業について、
 「島に駐留する人員の仕事と生活の条件を改善するのが目的だ」
と述べた。
 人民日報(電子版)が伝えた。

華報道官は、
 「英BBCがこの日、中国が南シナ海で大規模な埋め立て作業を行っていると報じたが、中国側の目的は何か」
との記者の質問に対し、
 「中国側はこれまで、この問題に対する立場を繰り返し表明してきたので、ご存じのはずだ」
とした上で、
 「中国は南沙(スプラトリー)諸島と周辺の海域に疑いようのない主権を有しており、同地における活動が中国の主権の範囲内の事情であることは疑いようのないことだ」
と回答した。

華報道官はまた、
 「その目的は商業的なものか、軍事面を考慮してのものか」
と問われると、
 「島に駐留する人員の仕事と生活の条件を改善するのが目的だと理解している」
と述べた。



ロイター 2014年 09月 9日 14:19 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0H409Q20140909

焦点:南シナ海の「力関係」に変化か、べトナムは潜水艦で中国を抑止

[香港 8日 ロイター] -
  領有権問題で緊張が続く南シナ海。ベトナムは近く、ロシア製の最新鋭潜水艦を複数配備することで、海洋進出を強める中国に対して確かな抑止力を手にする。
 専門家らは、それによって中国の海洋戦略は再考を余儀なくされる可能性があると指摘する。

 ベトナムは2009年にロシアと交わした26億ドル(約2760億円)規模の防衛協定の下、
 潜水艦6隻を購入することで合意。
 すでにロシア製の最新鋭艦2隻を保有しており、
 3隻目は11月に引き渡しとなる。
 残り3隻も向こう2年以内に調達が完了する予定となっている。

 ベトナムと中国はともに共産党の一党独裁体制であり、
 両国間の年間貿易額は500億ドル(約5兆3120億円)に達する。
 一方で、ベトナムは中国に対し、特に南シナ海での領有権問題でこれまで長く警戒感を募らせてきた。

 今年に入ってからは、中国がベトナム沖に石油掘削装置(リグ)を設置したことで両国の対立が激化。
 ベトナムは同海域に巡視船を派遣したが、規模で勝る中国船を相手に劣勢に立たされるのが常態化していた。

 専門家らによれば、ベトナムは潜水艦の配備が完了すれば、同国沖や南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)周辺海域で、いわゆる領域拒否作戦を展開するとみられる。
 そうなれば、潜水艦70隻を保有するなどベトナムを圧倒する海軍力を誇る中国とはいえ、南沙諸島や油田の領有権をめぐる軍事衝突を想定した算段は難しいものになるという。

 ラジャラトナム国際研究院(シンガポール)のコリン・コー氏は
 「海洋での領域拒否は、自分たちより強力な敵海軍に対し、潜水艦の位置を悟らせないことで心理的抑止力をつくり出すことを意味する」
と指摘。
 「弱者が強者を相手に使ってきた典型的な非対称作戦で、ベトナムも非常に良く理解している分野だろう。
 問題は、それを水中でも遂行できるかだ
と語った。

<着々と進む準備>

 ベトナムは、過去最大規模の兵器調達となった潜水艦の配備に向けた準備を着実に進めている。
 複数の外交筋によると、ベトナム戦争時代に米国の大規模軍事拠点が置かれていたカムラン湾では最近、潜水艦2隻が定期的に訓練航行しているのが目撃されている。

 また、3隻目の潜水艦についてはロシアのインターファクス通信が先月、今年11月に予定されるカムラン湾での引き渡しに先立ち、ベトナムの乗組員がサンクトペテルブルク沖で訓練を受けていると報じていた。

 4隻目は試運転段階にあり、残る2隻は建造が進んでいる。

 地域の大使館付き武官や専門家らは、ベトナムの乗組員が最新型潜水艦をどれほど早く使いこなせるようになるか推し量ろうとしているが、一部では、南シナ海の沖合深くに送り込まれるまでそう時間はかからないとみている。

 ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のシーモン・ウェゼマン氏は
 「ベトナムが全体のシナリオを変えた」
と指摘。
 「すでに潜水艦2隻を保有し、乗組員もいる。
 これから彼らの能力と経験は伸びていく」
とし、中国側から見たベトナムの抑止力はすでにかなり現実的な形だとの見方を示した。

 最新のキロ型潜水艦は射程の短い魚雷を積んでいるだけでなく、洋上を低空で300キロ飛行する対艦ミサイルを発射することもできる。
 SIPRIは、ベトナムが今年に入り、ロシアとの防衛協定の一部である対艦ミサイル50発のうち、少なくとも10発を購入したと推測している。

 香港の嶺南大学で本土の安全保障問題を専門とする張泊匯氏は、中国政府の国防当局者は、ベトナムの潜水艦を警戒していると指摘。
 「理論的レベルでは、ベトナムは潜水艦を戦闘に使える段階にある」
と語った。

ロイターは中国の国防省と外務省にもコメントを求めたが、回答は得られていない。

<ロシアとインドで訓練>

 一方、複数のベトナム軍高官はロイターに対し、潜水艦の海上訓練と海軍への統合は順調に進んでいるとし、ここまでの進展に満足していると語った。

 同高官らは2隻の潜水艦が完全就役状態にあるかどうかは確認しなかったが、使用が「防衛目的」であることを強調。
 1人は匿名を条件に
 「潜水艦はわれわれの唯一の兵器ではなく、わが国の主権保護強化のために進めている兵器開発の一部だ」
と説明した。

 グエン・チー・ビン国防次官も、同様の考えを公式見解として繰り返し表明している。
 同次官は、中国を名指しすることは避けつつ、ベトナムは南シナ海で紛争を仕掛ける意図はないが、もしどこかが始めれば「後ろに下がって傍観することはない」と語っている。

 伝統的に陸軍が強いベトナム軍だが、ここ数年は主にロシアから最新のフリゲート艦やコルベット艦を導入するなど、海軍力を大幅に強化してきた。
 ロシアが設計した艦船の建造プログラムにも着手している。

 欧米の元潜水艦乗組員らは、ベトナムの潜水艦配備はゼロからのスタートであり、難しい問題が多いにもかかわらず、目に見える進歩を遂げていることに称賛の声を上げている。

 対照的に、ベトナムと同様に南シナ海の領有権問題で中国と対立を続けるフィリピンは、潜水艦を保有していない。

 ベトナムは今年1月にロシアから最初の潜水艦が引き渡される前にも、乗組員の訓練をロシアで行っていた。

 1980年代半ばからキロ型潜水艦を運用しているインドも、ベンガル湾に面するアンドラプラデシュ州の潜水艦訓練センターで、ベトナム人乗組員の訓練を受け入れているという。

 ディーゼル・エレクトリック方式で動くキロ型潜水艦は、最も静粛性に優れた潜水艦の1つとされ、1980年代から改良が重ねられてきた。

 モスクワ在住の戦略アナリスト、バシリー・カシン氏は、ベトナム海軍の潜水艦について、中国海軍が保有するキロ型潜水艦12隻よりも技術的に進んでいるとみている。
 中国に同型潜水艦が最後に引き渡されたのは10年前だ。

 一般公開されている衛星画像からは、カムラン湾内に潜水艦用埠頭と乾ドックがあるのも確認できる。
 ロシアの複数メディアによれば、その近くには乗組員向けの医療施設も完成しているという。

(原文執筆:Greg Torode、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)



レコードチャイナ 配信日時:2014年8月31日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/a93470.html

<南シナ海>覇権主義強める中国、10年以内にベトナムに攻め込むだろう―中国メディア


●28日、戦略論壇に記事「ベトナム専門家の驚くべき予言=10年以内に中越は必ずや戦争する」を掲載した。覇権主義を強める中国が2020年までに武力で南シナ海を制圧する可能性を指摘している。資料写真。

2014年8月28日、戦略論壇に記事
 「ベトナム専門家の驚くべき予言=10年以内に中越は必ずや戦争する
を掲載した。

ベトナムネットは先日、ベトナム系米国人の宇宙科学者Thai Van Cau氏のインタビューを掲載した。
同氏はパラセル諸島(中国名は西沙諸島)に対するベトナムの主権は明らかだが、覇権主義を強める中国が2020年までに武力制圧するリスクが高まっていると分析している。

中国が今、注目しているのはウクライナ危機に対する米国と欧州連合(EU)の対応だ。
ロシアのクリミア併合をそのまま南シナ海の事例に当てはめることはできないが、中国にとっては最良の検討材料になると指摘。
ウクライナ危機への対応を米・EUが誤れば南シナ海にも悪影響が波及すると示唆している。



朝日新聞デジタル 2014年9月3日08時18分
http://www.asahi.com/articles/ASG8Y52NJG8YUHBI012.html?ref=reca

「中国が最も自己中心的」 モンゴル民間機関が世論調査

 「自己中心的」な国のトップは中国――。
 モンゴルの民間調査機関「サントマラル財団(SMF)」がこのほど、モンゴル国民を対象に外国の印象に関する世論調査を行った。
  経済進出を強める中国が「最適なパートナー」として存在感を高める一方、後ろ向きなイメージを持たれている実態も浮き彫りになった。

 同財団は、モンゴルの民主的な意思決定過程を支援する目的で1994年に設立された。
 同財団関係者によると、調査結果は8月下旬にあった中国の習近平(シーチンピン)国家主席のモンゴル訪問より前にまとめられていたが、対中関係に配慮して公表を先送りしているという。

 朝日新聞が入手した調査結果によると、調査はウランバートル市と6県に住む18~60歳代のモンゴル人男女1200人を対象に対面形式で97年から今年まで毎年実施。
 「最適なパートナー」と考える国について、
 97~06年の平均値は①ロシア②米国③日本(27・5%)④中国(16・5%)の順だったが、
 07~14年の平均値は①ロシア②米国③中国(21・7%)④日本(20・9%)となり、中国が3位に浮上した。

 一方、「自己中心的」と考える国は中国が8割近くに上ってトップ。
 2位は韓国だった。



レコードチャイナ 配信日時:2014年9月11日 20時55分
http://www.recordchina.co.jp/a94070.html

中国の南沙・チグア礁での活動は比越への対抗措置、
両国軍を追い払わないのは最大限の「我慢」―中国紙

2014年9月11日、中国紙・環球時報は、中国とフィリピンが領有権を争っている南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島のチグア(ジョンソン南)礁で、中国側が埋め立てなどの工事を本格化させていると英BBCが報じたことについて、「フィリピンやベトナムへの対抗措置であり、中国が両国軍を追い払わないのは最大限の『我慢』だ」と報じた。以下はその内容。

BBCが「中国はチグア礁に空軍基地を建設する可能性がある」と報じたことについて、中国外交部は「島の駐留人員の仕事と生活の条件を改善するため」と控えめに回答した。

中国とASEAN(東南アジア諸国連合)は2002年、南シナ海問題の平和的解決と未占有の島への新たな建築物構築や居住を自制するとした「南シナ海行動宣言」に署名した。中国は長きにわたりその模範的な順守者であり続けたが、比越両国は「宣言」に反し、島や暗礁に移民を送り込み、滑走路を含む永久的な施設を作るなど、中国を挑発している。

比越および西側支持国の論理、すなわち「南シナ海で、比越は何をしても構わないが、中国はいかなる報復行為も行ってはならない」は、荒唐無稽な論理だ。

マニラとハノイの政府が、中国のチグア礁での活動に不満を抱きながらも、それを大規模に妨害しようとしないのは、両国がこれまで島や暗礁で多くの建設活動を行ってきたからであろう。ワシントンも今のところ立場を公にはしていない。だがそれは、チグア礁をめぐる状況が平穏なままで過ぎていくことを意味するものではない。

南シナ海の島や暗礁に中国軍機が離着陸し、中国の軍艦が停泊するようになれば、地政学に極めて大きな影響を与えることになると、比越や西側諸国の過激派は鋭い声を上げている。だがこうした分析はそもそも出発点から誤っている。なぜなら、中国が南沙諸島で行使する主権を無視するばかりでなく、中国の主権維持に対する決意と能力を過小評価しているからだ。

中国は「九段線」内における権益保護活動において最大限に感情を抑えてきた。中国が行っているのは、自らが駐屯守備する島や暗礁での建設活動だ。中国のインターネット上で叫ばれているような、比越軍を彼らの管轄下にある島や暗礁から追い払おうなどというものではない。

比越が南沙諸島でこれほど多くの悪知恵を練っておきながら、中国がそれに対しまったく無関心であるなどとは、両政府も考えていないはずだ。マニラとハノイは中国を標的とした国民のナショナリズムを煽りたてるべきではない。そのようなことをしても何ら効果はなく、両政権にとって「騎虎の勢い下りるを得ず」となるだけだ。

米国のマーティン・デンプシー統合参謀本部議長のベトナム訪問は、比越の一部勢力が抱く「米国の軍事力を味方に中国に対抗する」夢を高ぶらせた。

だがそれに続くライス大統領補佐官(国家安全保障担当)の北京訪問で、米国は中国との関係を「優先的に考慮」し、11月に予定されているオバマ大統領の訪中は「両国の関係進展における重要な節目だ」と強調した。

米国が比越のために命がけで尽力するであろうか。ワシントンが中国との複雑な関係を処理する上での「カード」にすぎないことを、両国は理解すべきだ。

南シナ海の領有権争いにおいて、中国はいますぐに比越と決着をつけようとは考えていない。両国は中国との衝突という袋小路を意図的に作り出すべきではない。中国を挑発すれば、最終的に自分の元に跳ね返ってくるのだから。



 WEDGE Infinity 日本をもっと、考える  2014年10月14日(Tue)  飯田将史 (防衛省防衛研究所主任研究官)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4302

南シナ海で既存秩序に挑戦:「覇道」中国の行方

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 ベトナムが管轄権を主張する海域で石油を掘削し、フィリピンが領有権を主張する環礁を埋め立てる─。
 中国の強硬な海洋進出は、周辺諸国との間に軋轢を生じさせている。
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 「アジアの問題はアジアの人民が根本的には処理しなくてはならず、アジアの安全保障はアジアの人民が根本的には守らなければならない」
 中国の習近平国家主席は、2014年5月に、中国が主催して上海で開催された「アジア信頼醸成措置会議」のサミットで、こう強調した。
 同時に習近平は、サミットに参加していたロシアのプーチン大統領やイランのロウハニ大統領を前に
 、「軍事同盟の強化は地域の安全にとって不利である」
とも主張し、新たな「アジア安全保障観」を樹立する必要性を訴えた。

 周知のように、アジア、とりわけ東アジアの安全保障は、強力な米国の軍事的プレゼンスを、地域の同盟諸国が支えることによって維持されてきた。
 米国と日本や韓国、フィリピン、オーストラリア等との複数の二国間同盟が、米国を中心とした東アジアの安全保障秩序を保ってきたのである。

 その同盟を否定し、域外国によるアジアの安全保障への関与を拒否する「アジア安全保障観」は、東アジアにおける既存の安全保障秩序に対する中国の明確な挑戦状といってよいだろう。
 「中国はアジア安全保障観の積極的な提唱者であり、ゆるぎない実践者である」
と習近平は強調し、アジアにおける新たな安全保障秩序の構築に向けて主導的な役割を発揮する姿勢を明確にした。

 最近、中国による力任せの海洋権益拡大への動きが目立っている。
 14年5月に、中国がベトナムと領有権を争っているパラセル諸島(西沙群島)の南部海域で、中国の巨大な石油掘削リグ「海洋石油981」が掘削作業を開始した。
 中国側は海上法執行機関の監視船に加えて、海軍の艦艇も動員し、百数十隻の船舶を投入して、この作業の中止を求めたベトナム海洋警察の監視船の抗議を実力で封じ込めた。

 その過程で中国側の船舶は、ベトナム側の船舶に対する体当たりを繰り返し、体当たりされたベトナムの漁船が沈没したり、負傷者が出る事態も発生している。

 ベトナム側が公開した映像に映っている中国海警局の監視船には、船体番号から見て東シナ海を担当する東海分局に所属するものも存在している。
 ベトナム側の抗議を予測し、全国から監視船を集めるなど周到な準備と強い決意を持っていたことが伺える。

 中国はこの数年の間、東シナ海や南シナ海、西太平洋といった中国の周辺海域において、力を背景とした現状変更の試みを続けている。
 東シナ海では、日本の固有の領土である尖閣諸島に対して、中国は一方的に領有権を主張している。

 中国は、尖閣諸島に対する日本の領有権や実効支配という現状の変更を目指して、海上法執行機関や人民解放軍に依拠した様々な対日圧力を強めている。
 中国の海上法執行機関は、尖閣諸島周辺海域に監視船をほぼ恒常的に派遣しており、これらの監視船は日本の領海への侵入を繰り返している。
 中国海軍は南西諸島周辺での活動を活発化させている。

 訓練艦隊が頻繁に宮古海峡などを通過し、南西諸島の接続水域内を航行するケースもある。
 13年1月には東シナ海で、中国海軍のフリゲートが海上自衛隊の護衛艦に対して、火器管制レーダーを照射する挑発的で危険な行為に及んでいる。

 中国は東シナ海の海上のみならず、その上空においても日本に対する圧力を強化している。
 12年12月には、中国の海上法執行機関に属する航空機が、尖閣諸島の日本の領空を侵犯した。
 中国軍の戦闘機などによる東シナ海での活動が活発化しており、13年度における航空自衛隊による中国機に対するスクランブルは、対象国別でトップとなる415回に達している。

 さらに中国は13年11月に、東シナ海の広範な海域の上空に「東シナ海防空識別区」を設定したと発表した。
 一般に防空識別圏(ADIZ)とは、領空に接近してくる航空機の属性を識別することを目的に、主権や管轄権が及ばない領空外の空域に設定されるものであり、日本を含めて多くの国がすでに設定している。

 ところが中国が設定した防空識別区は、区域内を飛行するすべての航空機に対して事前にフライトプランの提出を要求し、従わない場合には武力を用いた緊急措置を採る可能性を明記するなど、領空外での「飛行の自由」という国際的なルールを無視し、中国による事実上の管轄権を主張した極めて特異なものである。

 また、そのような防空識別区を、日本の領土である尖閣諸島の上空を含めて設定したことも、日本の主権に対する挑戦的な対応といわざるを得ない。

 14年5月には、中国が設定した防空識別区内を飛行していた自衛隊機に対して、中国の戦闘機が約30メートルまで近づく異常な接近飛行を行った。
 こうした飛行は、他国の軍隊は行わない極めて危険なものであり、国際的な常識から外れた中国軍の特異性を示すものである。

■南シナ海で目立つ強硬姿勢

 南シナ海においても、領土・主権や海洋権益をめぐる対立で優位を占めることを目指して、中国は力に依拠した現状の変更を試みており、一部では現状の変更を実際に達成している。

 南シナ海で中国は、ベトナムやフィリピンなどと島嶼の領有権や海洋の管轄権を争っているが、海上法執行機関を使って紛争相手国に対する圧力を強化している。
 中国の監視船は、体当たりなどの手段も含めて、他国の漁船に対する取り締まりを強めている。
 また、他国の資源調査船の航行を妨害し、その探査ケーブルを切断したこともある。

 12年4月には、フィリピンが実効支配していたスカボロー礁(黄岩島)に監視船を派遣し、フィリピン側と2カ月間にわたって対峙したのち、これを事実上の支配下に置いた。
 中国は、海上法執行機関を用いて新たな島嶼の占拠を実現したのである。

 その後中国は、フィリピンが海兵隊員を常駐させて支配しているセカンド・トーマス礁(仁愛礁)に対するフィリピン軍の補給活動を、海上法執行機関を用いて妨害するようになっている。

 人民解放軍も、南シナ海でのプレゼンスを強化し、周辺諸国に対する圧力を高めている。
 中国海軍は近年、大規模な島嶼奪回訓練を南シナ海で繰り返している。
 13年12月には、青島を母港とする空母「遼寧」を南シナ海に初めて派遣し、各種の訓練を行った。

 翌年1月には、南海艦隊の訓練艦隊が南シナ海を縦断してジャワ海に進入し、スンダ海峡を経てオーストラリア北部のインド洋に展開する遠洋訓練を行っている。
 また、14年5月に、フィリピン政府は中国がジョンソン南礁で大規模な埋め立てを行っていると発表した。

 中国は1988年に、武力行使によって同礁をベトナムから奪取し、恒久的な軍事施設を建設していたが、その周辺を埋め立てることで滑走路の建設を意図しているようである。

■米軍の行動制約図る

 中国は、自国の周辺海域における米軍の行動を制約する動きも見せている。
 09年3月には、海南島の南方沖の南シナ海で、情報収集活動にあたっていた米海軍の音響観測艦「インペッカブル」に対して、中国の監視船や海軍の情報収集艦、漁船が航行を妨害する事件が発生した。

 13年12月には、南シナ海で中国の空母「遼寧」の訓練を監視していた米海軍の巡洋艦「カウペンス」に対して、中国海軍の揚陸艦が異常に接近し、その安全な航行を妨害した。
 いずれの事件についても、国際法で認められた「航行の自由」に基づく正当な活動に対する不当な妨害行為であるとし、米国は中国に対して抗議したが、中国は独自の主張に基づいてこれに反論した。

 また、人民解放軍は西太平洋における作戦能力の向上を図っている。
 13年10月に、人民解放軍は「機動5号」と呼ばれる大規模な統合実動演習を西太平洋で行った。北海艦隊と東海艦隊に所属する艦船は宮古海峡から、南海艦隊に所属する艦船はバシー海峡から、それぞれ「第1列島線」を「突破」して西太平洋に進出し、本土から飛来した早期警戒機や爆撃機も参加した実戦的な対抗演習を実施したのである。

 この演習は、中国軍の西太平洋における作戦能力が着実に向上していることを示すと同時に、有事において米海軍力の東アジア海域への接近の妨害を目指す、いわゆる「接近阻止・領域拒否(A2AD)」戦略の実現に向けた中国の強い意志を表しているといえるだろう。

 この数年間の中国による強硬な海洋進出と、その過程における力を背景にした現状変更への試みに直面して、米国や東アジア諸国の間では、中国に対する安全保障上の懸念が共有されつつある。

 武力の不行使や紛争の平和的解決、航行・飛行の自由、国際法の尊重などを柱とする既存の安全保障秩序の維持・強化を目指して、米国はアジアへの「リバランス(再均衡)」戦略を推進し始めた。
 東アジアにおける米国の同盟諸国は、いずれも米国との同盟関係を強化する事で、地域の安全保障秩序の維持に努力している。

 また、シンガポールやインドネシア、ベトナムといった国々も、米国との安全保障関係の強化を通じて、既存の安全保障秩序を維持するパートナーとしての役割を果たしている。

 総じていえば、中国以外のほとんどの地域諸国が、米国を中心とした既存の安全保障秩序の維持を望んでおり、中国による現状変更に向けた強硬な行動は、懸念を共有した地域諸国の連携を促進する結果を生んでいる。

 習近平主席は、中国と周辺諸国との関係について二つの異なった方針を示している。
 13年7月に開催された海洋強国の建設に関する会議においては、
 「決して正当な権益を放棄することはできず、国家の核心的利益を犠牲にすることはなおさらできない」
と述べ、海洋権益の確保を強く指示した。

 他方で、同年10月に開催された周辺外交工作座談会においては、
 「周辺諸国との善隣友好関係を発展させることは、わが国の周辺外交の一貫した方針である」
とも指摘している。

 中国が今後、拡大する国力に依拠した現状の変更を推し進め、既存の安全保障秩序に対して挑戦する覇権大国を目指すのか。
 それとも、地域諸国との協調的な関係の構築に努め、既存の安全保障秩序の維持・強化に貢献する責任大国をめざすのか。

 これはひとえに中国自身の選択にかかっている。
 かつて孫文は、アジアの大国となり周辺諸国に対する強硬な姿勢をとり始めていた日本に対して、アジア諸国との協力を主導する「王道」を進むのか、アジア諸国の支配を目指す「覇道」を進むのかと問いかけた。
 どちらの選択肢が正しかったのかは、歴史が教えるところであろう。

 日本としては、中国が誤った選択をした場合に備えて不測の事態への対処能力を高めると同時に、中国が正しい選択を行うように促す努力が必要である。
 既存の安全保障秩序の維持・強化を目指して、米国との同盟関係をより強化するとともに、オーストラリアや韓国などとの安保協力を深化させるべきである。
 また、既存の秩序を維持することに共通利益を有する東南アジア諸国との二国間・多国間の共同演習などを通じて、その能力向上を図ることも必要であろう。

 同時に、既存の秩序から得られる共通利益の重要性についての中国の認識を高めるために、中国を含めた東アジアの経済統合の動きを積極的に推進するとともに、海賊やテロ、自然災害への対処といった非伝統的な安全保障問題に関する多国間の協力枠組みを活用して、中国との対話を強化することも重要となるだろう。


ロイター 2014年 10月 28日 23:54 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0IH1HC20141028/

インドがベトナムに海軍艦船を供給、南シナ海監視活動視野

[ニューデリー 28日 ロイター] -
 インドのモディ首相は28日、同国訪問中のベトナムのズン首相と会談後、ベトナムに近く海軍艦船を供給すると表明した。
 ベトナムは中国と領有権を争う南シナ海の監視活動を強化する意向を示している。

 両首脳はベトナム軍を近代化し、ベトナムのエネルギー部門へのインドの関与を高めることで合意した。

 インドもヒマラヤ地域で中国と国境をめぐり対立している。
 インドとベトナムはともに中国と経済関係を強化しながらも、防衛力を増強している。

 ベトナムが求めている海洋巡視船4隻の売却についてモディ首相は、
 「われわれは迅速に1億ドルの融資枠を利用可能にし、ベトナムがインドから新たな海軍艦船を調達できるようにする」
と表明した。
 インドは防衛装備の調達に向けた融資枠の供与を先月に発表していた。

 ベトナムは同国の海岸沖および南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)の軍事基地周辺で同巡視船での監視活動を実施する意向を示している。

 東・南シナ海の領有権争いについて、モディ首相とズン首相は共同声明で、
 「航海と上空通過の自由は妨害するべきではない」
とし、当事者に自制を促し、脅しや武力行使を避けるよう呼びかけた。

 双方はまた、インド国営の石油ガス公社(ONGC)の子会社ONGCビデシュとベトナムのエネルギー大手、ペトロベトナムの提携強化で合意した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月26日 11時51分
http://www.recordchina.co.jp/a99707.html

東・南シナ海 “水面下”の緊張高まる
=周辺諸国が相次ぎ潜水艦を導入、中国の動向を警戒―中国メディア

 2014年12月24日、米シンクタンク「Wikistrat」のリポートによると、東・南シナ海の領有権問題で、アジア太平洋地域諸国の潜水艦部隊の拡充が活発化しており、武力衝突の危険性が指摘されている。
 近い将来に外交的手段で解決されるめどは立っておらず、
 少なくとも今後6年間は、中国、日本、ベトナムは潜水艦の配備を継続する
とみられる。
 環球網が伝えた。

 現在、東・南シナ海の海上戦力の多くは潜水艦からなる。
 中国は南シナ海のほぼ全域の領有権を主張しており、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの領有権主張を拒絶している。
 今年初め、中国は南シナ海に「晋級」弾道ミサイル潜水艦3隻を配備した。

 これに応じる形で、ベトナムはロシアから「キロ型」潜水艦3隻を導入、来年には南シナ海に配備される見込みだ。
 今後数年でさらに3隻を配備する計画がある。

 現在16隻の攻撃型潜水艦を保有する日本は毎年1隻のペースで「そうりゅう型」潜水艦を建造しており、2020年までに11隻が完成する。
 フィリピンは約11億ドル(約1320億円)を投じて10年以内に小型潜水艦部隊を設立する予定だ。

 東・南シナ海問題の直接の当事国ではないオーストラリアやインドネシアも、潜水艦部隊の設立を急いでいる。
 オーストラリアは南シナ海の貿易ルートの自由を重視しており、日本からそうりゅう型を12隻購入
することを決定した。

 Wikistratのアナリストは、東・南シナ海周辺国による潜水艦建造は、地域の安定を破壊する要因になりうると述べた。
 また、中国は軍事的、外交的に同海域の現状を危険な状態に変更しようとしていると結論づけた。

 ベトナムは潜水艦でスプラトリー諸島(中国名・南沙諸島)、パラセル諸島(中国名・西沙諸島)で中国の封じ込めを図る可能性があるが、中国が退くことは考えにくい。
 中国は衛星とレーダーによる海上観測ネットワークシステムを建設しており、2020年には施設が完成する。




【描けない未来:中国の苦悩】


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