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レコードチャイナ 配信日時:2014年12月1日 7時40分
http://www.recordchina.co.jp/a98257.html
ゴーストタウン、閉鎖された工場
…無駄な投資は過去5年で800兆円―中国
●28日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「報告書:過去5年で中国は6兆8000億ドルの投資をムダに」を掲載した。閉鎖された製鉄所、使われない高速道路、住民のいない街区などが各地に生み出されている。写真は河南省鶴壁市のゴーストタウン。
2014年11月28日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事
「報告書:過去5年で中国は6兆8000億ドルの投資をムダに」
を掲載した。
中国国家発展改革委員会の徐策(シュー・ツァー)氏と中国国家発展改革委員会マクロ経済研究院の王元(ワン・ユエン)氏の共同研究の結果、
09年から13年の5年間で中国の“無駄な投資”が6兆8000億ドル(約807兆円)
に達することが明らかとなった。
総投資額の半分近い金額だ。
膨大な投資をエンジンとして高成長を続けてきた中国だが、その副作用として閉鎖された製鉄所、使われない高速道路、住民のいない街区などが各地に生み出されている。
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サーチナニュース 2014-11-18 16:39
http://news.searchina.net/id/1550115?page=1
流動人口が2.45億人に
・・・全人口の6分の1、大都市集中がさらに加速=中国
中国政府・国家衛生和計劃生育委員会(国家衛生と計画出産委員会)は18日、
「流動人口と基本的公共衛生サービス」
の状況を紹介するリポートの発表会を開催した。
同委流動人口局の王謙局長は、
中国の流動人口は、総人口の6分の1超である2億4500万人
に達したと説明した。
都市部、特に大都市に多くの人が向かう傾向に変化はなく、北京や上海などが、他省からの流動人口を吸収する勢いが強まっているという。
中国では戸籍の移動の自由が認められていないが、「臨時戸籍」を取得して、実際には戸籍登録地とは別の場所で長期間にわたり仕事をして、生活することは、さほど難しくない。
各地域で正規の戸籍を持たず、臨時戸籍で居住している人および人数を「流動戸籍」と呼ぶ。
流動人口の多くは、現金収入を求めて都会にやってくる農村部出身者だ。
大都市における流動人口の増加にともない、都市部では正規の戸籍を持つ住民と、臨時戸籍保持者に対する行政サービスの格差問題が発生した。
王局長によると、全国40都市で戸籍の種類と衛生サービスを連動させない「均一化」を行った。
試行期間は1年間で、具体的には、健康教育、予防接種、伝染病防止、母子の保険、計画出産などについてという。
一部の都市では、その他の衛生サービスでも差別を撤廃した。
今後とも、流動人口向けの衛生サービスの水準を向上させていく考えという。
農村部では、働き盛りの夫婦2人ともが都会に出て働く場合も珍しくない。
少し前には、子どもが学齢に達すると都会の学校は「正規の戸籍がない」との理由で受け入れてくれないことが一般的だった。
両親は、故郷に残った自分の両親などに子どもを預けるしかなかった。
しかし、幼い子を長期間にわたって両親から離すのは問題との声も高まり、現在では農村出身者の子が都市部で就学できる仕組みも整ってきた。
王局長によると、流動人口のうち6-15歳の子が親と共に暮らす割合は2013年、11年の57.3%から5.2ポイント上昇して62.5%になった。
また流動人口のうち、妊娠した女性が現居住地で生活を続ける割合は2012年、11年よりも5.9ポイント上昇して57.6%、現居住地で出産する割合は同7ポイント上昇して59.2%になった。
王局長は、流動人口に対する受け入れ地における基本的な公共衛生や計画出産関連のサービスの「均一化作業」がこれまで以上に求められていると説明した。
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◆解説◆
臨時戸籍を取得して都会で働く農村部出身者にとって、学齢期の子と長期にわたり別居せねばならなことについては、「人道的に問題」との声が上がり、各地で受け入れ体制が整えられるようになった。
しかし一方では、「農業の未来の担い手」が急速に減少することを懸念する声が上がるようになった。
「農作業をする親も祖父母も見たことがない。生まれ育ったのは都会」
という子が、就農する可能性は極めて低いというものだ。
働き盛りの人の多くが都会に出るようになった。
農村部に残っていても、可能ならば雇われるか自営業で現金収入を得ようとする。
西南財政大学中国課程金融調査と研究センターが4月に発表した「中国農村家庭金融発展報告」によると、
中国の農村部で、実際に農業を行っている家庭は全体の3分の1に過ぎず、農業による収入は収入全体の21.7%に落ち込んだ。
非農業収入である78.3%のうち、「賃金性収入」がその約5割を占めるという。
中国において、農村家庭の「非農業化」が、かなりの速度で進行していることになる。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年11月23日 13時31分
http://www.recordchina.co.jp/a97824.html
中国の出稼ぎ労働者2億4500万人、老齢化進む、「留守児童」に朗報も―米誌
2014年11月18日、米誌・ビジネスウィークは、中国の出稼ぎ労働者の老齢化が進んでいると報じた。’
20日付で環球時報(電子版)が伝えた。
中国の出稼ぎ労働者は2億4500万人に達し、中国国家衛生・計画生育委員会の報告によると、2013年の出稼ぎ労働者の平均年齢は33.7歳と、2011年より0.06歳上昇している。
家族総出で出稼ぎの可能性も高く、これは留守児童(両親が出稼ぎで地元を離れ、祖父母などの家で養育されている子供)問題にとっては朗報といえる。
現在中国農村部には約6100万人の留守児童がいるとみられており、中国青少年全体の5分の1に相当する。
彼らは近くに両親がいないことで心理的な問題を抱え、学業の放棄や犯罪といった悪影響が考えられる。
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中国人口の1/6が流動人口だという。
もし彼らに与える職がなくなったら、中国はどうなる。
暴動化する可能性がある。
ちなみに、パスポートをもっている富裕層は5%の約7千万人。
中国は常に暴動化の火種を抱えてタイトロープを渡っている。
一歩間違えば、とんでもないことがおこりそうである。
彼らに職を与えるためにゴーストタウンを作り続けなければならないのが今の中国政府の苦しさだろう。
つまり
ゴーストタウン建設とは失業対策
だということである。
「800兆円」とは失業対策費
である。
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