2014年9月14日日曜日

日本とインド、中国の全方位的競争力に共同で対抗?

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●10日、豪ローウィ国際政策研究所のウェブサイトは、日本とインドの協力に関する分析記事を発表した。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2014年9月13日 22時50分
http://www.recordchina.co.jp/a94105.html

日印、中国の全方位的競争力に共同で対抗=相互に弱点を補う関係に―豪シンクタンク

2014年9月10日、環球時報によると、豪ローウィ国際政策研究所のウェブサイトは、日本とインドの協力に関する分析記事を発表した。

安倍首相とモディ首相の会談はビジネス、経済成長を目標としたものだった。
共同声明で、日本はインドへの投資と経済援助を倍増させると宣言した。
否定はしているものの、今回の声明は中国と無関係のものではない。

インドにとって、日本は資本と技術の提供者である。
ドイツ銀行は、インドには6~7%の経済成長が必要であり、
貯蓄と投資が国内総生産(GDP)に占める割合を現在の30%から35~40%にまで引き上げ
投資効率も大幅に高める必要があると指摘している。

日本にとって、インドは新興市場であり、「中国プラス1」の選択肢、労働力の供給源である。
日本企業はインドのパートナーとして潤沢な資金と技術、動機を有している。
インドのインフラ改善を考えるにあたり、日本はまず貨物運送のための鉄道建設を援助し、最終的には高速鉄道を購入してもらうという希望がある。

中国も原発と高速鉄道を世界に向けて売り込んでいるが、インドにとって、中国の意図と日本のそれは異なっている。
日本とインドは成長段階の両極に位置し、中国はバリューチェーンのあらゆる面で競争力を有している。
資本を蓄積し、生産力過剰、若い労働力を抱えた
中国は輸出を好み、自らの意図に沿った投資を行う。
インドの工業インフラ向上にあたっては、中国は第一選択肢とはならないのである。

日印のパートナーシップにおいて、中国への敵視は不要である。
だが、現実には中国の競争力は日本に迫り、インドを引き離しつつある。
日印は、中国というプリズムを通して、自身の希望と恐れを目にしているのである。
安倍、モディ両首相は国内の改革を抱えているが、両国は互いに協力することが可能なのである。



ロイター 2014 年 9 月 15 日 13:44 JST
By RAYMOND ZHONG 原文(英語)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203773004580155062101140690?mod=JWSJ_EditorsPicks

インドはどの程度中国から遅れているのか


●ブラジルで7月に開かれたBRICSサミットで握手するインドのモディ首相(左)と中国の習主席 Agence France-Presse/Getty Images

 【ニューデリー】インドは、数年前には一部で中国を抜いて新興国の勝者になると予想されたが、今では経済発展がそれほど力強くないようにみえる。

 だが、一つの重要な要素を考慮すれば、中国とのレースはもっと伯仲しそうだ。
 それは、中国が13年前に経済を開放し企業に経営の自由を与え、経済大国化に向けて先行スタートを切ったことである。
 インドは、輸出、設備投資、外国投資の面で、2001年の中国と驚くほど似ているのだ。

 そのことは、3年間にわたった低成長と高インフレから立ち直ったインドに、慰めと不安をもたらすだろう。
 慰めは、インド経済は数年後には中国のような成長軌道に乗る可能性がまたあるということである。
 一方不安は、出遅れた結果インドは中国にブームをもたらした大きな利点を手にする機会を逸した可能性があるということだ。

 インドのモディ新首相が中国の輸出・投資主導の成功をまねようと懸命になっていることから、特に不安については考察してみる価値がある。
 中国の習近平国家主席が今週インドを訪問する際には、見慣れた経済再生のレシピに遭遇するだろう。
 インドは輸出促進を掲げ、今後5年間にインドの世界貿易に占める比率を50%高めることを目指している。

 モディ首相は、高速鉄道やスマート・シティの建設を公約し、経済特区の新設に乗り出そうとしている。
 モディ氏は、企業が国家の指令や支援でどのような恩恵を得られるか、中国からヒントを得ようとしているようだ。

 だが柳の下に2匹目のどじょうはいるのか。
 先行者に遅れてスタートすることの問題は重要なポイントになり得る。
 中国の高度成長への種は、トウ小平が改革開放政策を開始した1978年にまかれた。
 インドにとっての経済の離陸は企業の生産、輸入規制を撤廃した1991年だった。
 その後、両国は驚くほど似通った道をたどってきたようにみえる。
 経済自由化の後、輸出や外国投資、設備投資などは同じようなテンポで拡大した。

 だが違いもある。
 中国の経済成長はインドに比べはるかに製造業主導だった。
 インドは、ソフトウエアや企業のアウトソーシングなどサービス部門がエンジン役となっている面が強い。
 しかし、インドが中国と同じ道をたどろうとするならば、中国の最近の戦略を単にまねる以上のことをする必要がある。

 現在、低コストの製造業は成功を約束するものではなくなっている。
 インドは遅く到着したため、競争相手がひしめき合っている。
 バングラデシュは衣料、フィリピンはエレクトリニクス、タイヤベトナムはコンピューター部品をそれぞれ製造している。

 コーネル大学のエスワー・プラサド教授(経済学)によれば、
 もう一つの問題は、現在インドは通貨安で輸出を拡大できないことである。
 中国などこれまでアジアで成功した国と違い、インドは資本規制がかなり撤廃されており、ルピーは世界市場に合わせて変動する。
 さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)による異例の量的金融緩和が縮小に向かっていることもある。

 だが、モルガン・スタンレーのエコノミストであるチェタン・アーヤ氏によれば、インドの経済的な強みは、若年層の人口が多いことだ。
 中国国民の年齢の中央値は30歳なのに対し、インドは27歳だ。

 しかし若年層の教育では、中国がインドよりはりかに先行している。
 識字率をみると、2011年のインドの水準は、1990年の中国にも達していなかった。
 成人の学校教育平均就学年数では、13年のインドは1985年の中国と同じ。イ
 ンドは健康や衛生、平均寿命でも、同じように数十年も中国から遅れている。

 こうした基盤が確立していなければ、経済大国は生まれないものだ。



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月31日 7時15分
http://www.recordchina.co.jp/a96570.html

インド仏教イベントで“厚遇”の日本、
“冷遇”の中国=「いたる所で日本の存在」―中国メディア

 2014年10月30日、環球時報は9月末にインドで行われた仏教関連の会議について、「至る所に日本の存在」と題した記事を掲載した。
 以下はその概要。

 同会議にはマレーシア、スリランカ、日本から3人のゲストが招待され、日本人ゲストが発言する際、仏教に関係しない、日本・インド両国の外交や合同声明に関する資料を読み上げ、記者からは疑問の声も上がった。
 これについてインド側は「主催側が用意した資料ではない」としている。

 さらに、会議では日本に言及する発言が多く、日本がインド仏教の普及に貢献したことや、日本の援助など多くの話題で日本が取り上げられた。
 釈迦が説法したと言われている霊鷲山には、日本が建設した塔や日本の出資で設置されたロープウエーがあり、至る所で日本の存在を垣間見ることができる。

 このほか、同会議には台湾やブータン、日本から僧侶・尼も参加し、日本からは3人と最も多かった。
 一方、中国本土から僧侶や尼の参加はなく、中国記者が
 「なぜ中国本土から僧侶・尼の参加がないのか?」
とインド側に問うと、インド側は
 「われわれもわからない。
 あなたは中国の仏教人士をご存じで?」
との回答があったという。



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月7日 19時38分
http://www.recordchina.co.jp/a97055.html

日本がインドで中印国境道路を建設、
「日本はけんかを売る気か?」と中国は猛反発―露メディア


●4日、インド政府が中国との国境道路建設を日本に付託すると決定したことに対し、中国が猛反発している。写真は中印国境。

 2014年11月4日、ロシア国営ラジオ放送・ロシアの声(電子版)によると、インド政府は中国との国境沿いの道路建設プロジェクトを日本の国際協力機構(JICA)に付託すると決定。
 これに中国が猛反発している。
 6日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

 中国政府は「カシミール地方などの南チベットはチベット自治区の一部」と主張しており、1914年にチベット政府とイギリス領インド帝国の間で取り決められたヒマラヤ山脈に沿った国境線(マクマホンライン)も中国は国境と認めていない。
 中国はすでにマクマホンラインに沿って道路を建設しており、インドが前哨基地に利用できる高速道路を中印国境地帯に建設することにあからさまな不快感を示している。

 日本が請け負った中印国境道路は多くのトンネルや橋が必要で、建設には多大な困難が伴う。
★.日本は最新技術を導入した道路建設と補修の他に、
★.インド国内のインフラ整備に350億ドル(約4兆200億円)の投資
を行う。
 中国のネットユーザーはこの記事に強く反発。
 ネット上には過激なコメントが多く寄せられた。

「日本は中国にけんかを売っているとしか思えない」
「パキスタンと一緒にインドと日本をやっつけろ」
「道路が出来上がったら、インドに侵入して奪ってやれ」
「日本のやり口は陰険そのもの」
「こうなったら北方領土をカネで買い占めてやれ」



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月14日 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/a97450.html

日本、インドから中印国境の道路建設を受注
=「中国への威嚇が目的」「日本人は最善尽くす」―インドネット

  2014年11月13日、インドのネットで、インドメディアが3日に、中国との国境ライン沿いに日本のJICA(国際協力機構)の協力で道路が建設されると報じたことについて、さまざまな意見が寄せられている。

「中国の真珠の首飾り政策に対抗して、インドは唐辛子の首飾り政策で挑もう」
「日本の真の目的は、インド国民のためではなく、中国への威嚇」
「よくわからんけど、これってインドと日本どちらがお金出すの?」

「インドには、まともな道路を作れる人がいない」
「でも、この道路はインド人が作るんでしょ?」
「インドの北東部は日本の丘陵地みたいだから、そのノウハウを発揮できるね。
 インドはそれをしっかりと吸収しなくちゃ」

「最新の技術と高品質の道路が見られるんだな」
「これだけ大掛かりの工事だからきっと50年はかかるよ」
「最善を尽くす日本人だから、100%良い結果が保証されたようなものさ」
「インドにある日本企業にもっと仕事を与えて、良いものをいっぱい作らせたいよね」




【描けない未来:中国の苦悩】




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