2014年12月4日木曜日

艦船286隻のうち60%を2019年までにアジア・太平洋地域に集中配備:米国が優位である最大の理由を「潜水艦部隊」

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●2日、米太平洋軍の次期司令官に指名された日系米国人のハリー・ハリス海軍大将は、米上院軍事委員会の指名公聴会で、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏を「違法」と非難した。写真は中国の防空識別圏。



サーチナニュース 2014-12-04 09:45
http://news.searchina.net/id/1552250?page=1

「中国が強大な軍を持つことは悪いことではない」と米軍高官
  「台頭して国際政治に参加することを歓迎する」と余裕の発言 

 米太平洋艦隊司令官のハリー・ハリス・ジュニア大将はワシントンで現地時間2日、
 「中国が強大な軍を持つのは悪いことではない。
 米国は、中国が台頭し、国際政治に参加することを歓迎する」
と述べた。
 同時に、自国海軍の潜水艦部隊について
 「議論の余地もないほどの優勢を保っている」
と説明した。
 米連邦議会上院の公聴会での発言。
 ハリス大将は中国の軍事力についての見解を求められた。
 同大将は
 「中国が強大な軍を持つのは悪いことではない。
 米国は、中国が台頭し、国際政治に参加することを歓迎する」
と述べた。

  ハリス大将は東シナ海や南シナ海における中国の行為を「憂慮している」と述べる一方で、シリアから化学兵器を搬出する際の協力や、ソマリア沖での海賊取り締まり、行方不明になったマレーシア航空機の捜索、台風j被害を受けたフィリピンに対する支援などについて、中国側の行動を「承認し、賞賛する」と述べた。
 ハリス大将は、アジア太平洋地域において、
 米国が優位である最大の理由を「潜水艦部隊」と説明。
 作戦行動の際には戦闘機による任務遂行が鍵となるが、将来的に見ても自国海軍の潜水艦部隊は
 「中国とその他のアジア地域において、議論の余地もないほどの優勢を保っている」
と述べた。

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 ◆解説◆
 ハリー・ハリス・ジュニア大将は1956年、横須賀で生まれた。
 父は横須賀を母港とするアメリカ第七艦隊司令部所属の軍人だった。
 母親は日本人。
 メリーランド州アナポリスにある米海軍兵学校を1978年に卒業。
 海軍航空隊に配属し、パイロットとして勤務した。
 生涯飛行時間は4400時間で、うち400時間は実戦行動。
  2013年10月に、第61代米太平洋艦隊指揮官に就任した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月4日 11時33分
http://www.recordchina.co.jp/a98460.html

米次期太平洋軍司令官「中国の防空識別圏は違法」
=米上院軍事委員会の指名公聴会で非難―日本メディア

  2014年12月3日、日本メディアによると、米太平洋軍の次期司令官に指名された日系米国人のハリー・ハリス海軍大将は2日、米上院軍事委員会の指名公聴会で、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏を「違法」と非難した。環球時報(電子版)が伝えた。

 ハリス氏は
 「中国軍の識別圏設定は強硬姿勢の表れであり、長期にわたる課題を突き付けるだろう」
とし、東シナ海や南シナ海での挑発行為に懸念を示した。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/12/04 08:15
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/04/2014120400727.html

米次期司令官「米軍艦船の6割をアジア太平洋に配備」
北朝鮮の脅威と中国の台頭を懸念

 米太平洋軍の次期司令官に指名されたハリー・ハリス海軍大将が2日、米国上院軍事委員会で行われた指名公聴会で
 「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏は無慈悲で非常に性急なため、予測しがたい」
として
 「北朝鮮は最も爆発性が強く、アジア・太平洋地域の安全保障を脅かす危険要素だ」
と指摘した。
 さらに
 「金正恩政権の言動が不確実なため、今夜にでもすぐに戦う準備をしなければならない」
と述べた。

 ハリス氏は
 「北朝鮮の大規模な在来式戦力、大量破壊兵器と、兵器運搬システムの執拗(しつよう)な開発、金正恩政権の権力固めは、アジア・太平洋地域に存在する明白な脅威だ。
 北朝鮮問題は域内で最も不安定な挑戦要因であり、私にとって最大の懸念事項」
とも述べた。

 ハリス氏は北朝鮮の脅威をなくし、中国の台頭に対応するために、
★.米海軍の艦船286隻のうち60%を2019年までにアジア・太平洋地域に集中配備する意向も示した。
 ハリス氏は書面による答弁で
 「17年までに日本に弾道ミサイルを防衛できるイージス駆逐艦2隻を追加で派遣し、
 グァム基地に4隻目の原子力潜水艦を配備する計画」
と説明した。



2014年12月04日 18時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141204-OYT1T50096.html

中国の尖閣周辺などでの挑発を非難…米下院決議

 【ワシントン=今井隆】米下院は3日、中国が沖縄県・尖閣諸島周辺の東シナ海や南シナ海で挑発行為を続けていることを非難し、昨年11月に東シナ海上空に設定した防空識別圏を運用しないことを求める決議を全会一致で可決した。



2014年12月04日 18時36分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141204-OYT1T50092.html

習氏、「愛国心利用し近隣諸国に不安」…米大統領

 【ワシントン=今井隆】
 オバマ米大統領は3日、ワシントンで開かれた企業経営者らとの会合で演説し、中国の習近平(シージンピン)国家主席について、
 「(習氏は)愛国心を利用して近隣諸国に不安を与えている。
 南シナ海や尖閣諸島における紛争からも明白だ」
と指摘した。

 中国の米国へのサイバー攻撃については、
 「中国の関与に疑問の余地はない」
と批判し、問題解決を強く求めていることを明らかにした。

 オバマ氏はまた、習氏の権力基盤についても論評し、
 「おそらくトウ小平氏以来、誰よりも急速かつ包括的に権力を強固なものにした」
と分析した。
 その上で、「そこには危険がある」と指摘し、「人権問題」や「反対意見への締め付け」を例示した。

 一方で、
 「米国の中国に関する目標は、建設的な関係を構築することだ。
 世界の二大経済大国は、共に効果的な関係でなければならない」
とも語り、関係強化に意欲を示した。

 

レコードチャイナ 配信日時:2014年12月7日 17時41分
http://www.recordchina.co.jp/a98643.html

「日本の自衛隊を見習え!」とネットユーザーが大合唱、
その理由とは―中国

 2014年12月6日、日本の陸上自衛隊を称賛する声が、中国のインターネット上に相次いで寄せられている。
 中国メディア・参考消息網が4日に伝えた日本のニュースが原因だ。

 「陸上自衛隊弘前駐屯地(青森県弘前市)の隊員約600人が、
 行方不明になった実弾1発を探すために、2日午後から岩木山麓を徹夜で捜索。
 深さ30~40センチの積雪をかき分けて3日昼前にようやく発見した」
というニュースは中国の各紙によって転載され、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では今もなお拡散中だ。
 これを知った中国のネットユーザーの反応を紹介する。

「中国軍なら実弾が1箱なくなっても探さないだろうな」
「日本の自衛隊を見習え。
 軍律を厳格に守れ」

「これだから日本人は恐ろしい。
 こんな国と戦って勝てるはずがない」
「恐るべき日本鬼子に敬礼!」

「日本製品ボイコットなんて言ってる場合か。
 日本人の『真面目さ』ほど怖いものはない」
「たった1発の実弾をおろそかにしない日本の自衛隊は、大和民族の優秀さを如実に示している」

「自衛隊さん、中国軍と一緒に訓練してください」
「中国の人民解放軍と日本の自衛隊、軍隊としてどちらが優れているかは一目瞭然!」

「見習うべきところは見習う。
 それが向上の近道」
「責任を果たすというのは、こういうことを言うのでは?」


この捜索も訓練のための意図的な処置とみていい。
 通常ならプラスマイナスの誤差で始末書ですむことであろう。
 それを、意識的に探させるということは、訓練としての実行というのがわかりやすい説明である。
 もしかしたら、上層部がワザと隠して、訓練を行ったとみても、あながち間違ってはいないだろう。
 なにより、規律規範を重んじることによってのみ統制がとれるのが軍隊である。
 アイマイにすればするほど軍規は乱れる。
 培われた軍隊文化を常に補強することも訓練の一環と考えた方がいい。




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