2014年10月3日金曜日

日本製品ボイコットに失敗した中国:1~9月の対日貿易赤字は1兆1000億円

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レコードチャイナ 配信日時:2014年10月3日 4時13分
http://www.recordchina.co.jp/a94983.html

日本製品ボイコットに失敗した中国、対日貿易赤字は続く―中国メディア


●9月29日、BWCHINESE中文網は記事「データが解き明かす真実、中国の対日制裁は空振りだったのか?」を掲載した。写真は2012年、日本製品ボイコットを呼びかけるポスター。

 2014年9月29日、BWCHINESE中文網は記事
 「データが解き明かす真実、
 中国の対日制裁は空振りだったのか?」
を掲載した。

 2012年の日本政府による尖閣諸島国有化は日中の経済関係に大きな打撃を与えた。
 2012年の日中貿易は3449億ドル(約37兆8000億円)と史上最高額を更新したが、
 2012年には3.9%の減少となった。
 2013年にはさらに5.1%減少し3125億ドル(約34兆3000億円)にまで落ち込んでいる。

 注目は
 中国が119億9000万ドル(約1兆3100億円)の対日貿易赤字を記録している
ことだろう。
 中国の対日貿易赤字は2013年のみならず一定期間継続しているが、政治的な問題とは別に
 中国が日本の製品に依存していることを示している。
 反日デモでは日本製自動車を破壊する行為もあったが、
 「経済的な手段で日本に制裁を」
と望む中国民衆の願いは現実とはかけ離れたものであったことを示すものとなった。



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月2日 22時8分
http://www.recordchina.co.jp/a95019.html

日中関係が悪化しても、日本の良い所を否定することはできない―中国メディア

 2014年9月30日、日中経済協会は22日から27日まで、200人以上からなる「史上最大規模」の代表団を中国に派遣した。
 筆者は同協会が22日に開いたレセプションに出席し、日本のビジネス関係者が両国の経済貿易関係の発展に寄せる期待と熱意をひしひしと感じた。
 環球時報が伝えた。(文:馮昭奎(フォン・ジャオクイ)中国社会科学院日本研究所研究員)

 日中両国の経済交流と人的往来は互恵・ウィンウィンの事業であり、両国政府は共にこれを奨励し、政治の冷え込みが経済・文化交流にもたらす悪影響をできるだけ減らすべきだ。
 全体的に見て、両国の社会はこのことを良く理解している。

近頃、「日中のどちらがより多く損をしたか」について議論し合っている人がいるが、こんなことをして何になるのだろう?どちらにせよ両国ともに敗者であり、両方のご機嫌をとった「第三者」が漁夫の利を得ただけだ。特に米国は、中国の発展をけん制し、日本の勢力を削いでより「言うことを聞かせる」という、戦略面での実益を得た。

 現在の中国の製造業は「規模は大きいが強くはない」との見方が一般的だ。
 コア技術の対外依存度が高く、
ハイエンドチップの80%は輸入に頼っている。
 中国は世界の産業チェーンの中でもロー・ミドルエンドに位置する。
 一方の日本は産業チェーンのミドル・ハイエンドに位置するため、
 日中の経済貿易関係の冷え込みが、中国にマイナス影響をもたらすことは明白だ。

 我々は、日中関係が悪化しているからといって、日本の良い点を認めないわけにはいかない。
 中国人の多くは日本の近代化の成果を肯定的に見ており、日本のことを、「環境汚染・資源不足を解決し、食の安全、社会秩序、国民の資質を高めた優等生」と認め、中国はこれからも日本の長所と発展の経験から学ぶべきと考えている。
 このような声は、たとえ両国の摩擦が激しくなっても排斥されることはなかった。

 日本政府観光局の統計によると、2014年上半期に日本を訪れた中国本土の観光客数は前年同期比88.2%増の100万9200人に達した。
 日本が中国から近く、円安で旅行代やショッピングがお得になったこともあるが、日本の質の高いサービス、環境衛生、社会文明、国民の友好的な態度なども、中国の訪日旅行客が大幅増となった重要な原因だ。

 国連気候変動サミットがこのほど開かれた。
 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の言葉の通り、「気候変動は数十億人に影響をもたらす、我々の時代における最も重要な問題」だ。
 日中両国はすでに、環境分野で密接な協力関係にある。煙霧対策、大気・水汚染対策、気候変動への対応、福島原発の件を受けた原発安全の強化などはすべて、日中の経済貿易協力の重要な内容、ひいては中心的な課題に据えるべきだ。
 これらは日中の互恵・ウィンウィンの事業であると共に、「我々の時代における最も重要な問題」の解決に貢献することにもなる。こうした意義から見ても、筆者は「政冷経熱」の日中関係が再び訪れることを期待している。

(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月14日 18時35分
http://www.recordchina.co.jp/a95686.html

中国、1~9月の対日貿易赤字は1兆1000億円
―中国税関総署

 2014年10月13日、中国税関総署の報道官は記者会見で、今年1~9月までの対日貿易赤字が634億元(約1兆1089億円)だと明らかにした。
 新華社が伝えた。

 1~9月までの輸出と輸入を合わせた日本との
 貿易総額は、0.4%増の1兆4300億元(約25兆122億円)
だった。
 日本向け輸出は0.6%増の6845億元(約11兆9711億円)、
 日本からの輸入は0.2%増の7479億元(13兆742億円)
だった。

 税関総署の報道官は
 「日本との貿易では一定の変動状況が現れている」
とした上で、
 「両国間の貿易が安定的に成長し、貿易関係の改善傾向が強固なものとなることを心から期待している」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月21日 7時52分
http://www.recordchina.co.jp/a96061.html

日本で紙おむつを買い占める中国人、
中国の消費者はどう考えているのか?―中国メディア

 2014年10月20日、中国国内での転売を目的に、日本製紙おむつを買い漁っている中国人の行動が日本で大きな問題になっていることについて、中国の消費者はどう考えているのだろうか。
 中国メディア・騰訊網が伝えた。

 今月15日、兵庫県警は調理師資格で入国しながら、実際には紙おむつの大量購入を専門に行っていた中国人の男3人を入国管理法違反で逮捕した。
 彼らはわずか5日間で267店舗を回り、990パックの紙おむつを購入していた。

 ここ数年、中国人による紙おむつの買い占めが日本各地で頻繁に発生しており、一般消費者の手に入らない状況が発生している。
 「日本製品ボイコット」と言いながら、愛する子供のためには日本製紙おむつを購入する中国人の親が多いからだ。
 特に花王のメリーズは大人気で、親たちにとっては「おむつ界のiPhone」だという。
 その結果、中国市場には密輸されたメリーズや模造商品がいっぱいだ。

 花王のメリーズは中国・安徽省でも生産されている。
 だが、中国の母親たちは国産メリーズを信用していない。
 あまりにも多くの偽物が出回っているため、日本で直接買い付けられた本物の日本製メリーズにこだわる。
 こうした状況が中国人による紙おむつの買い占めを生むのだ。

 ネット上には
 「非難する若者たちよ。あなたも親になったらきっと分かる。
 自分の子供に安心安全なものを与えたいという親の気持ちが」
 「偽物があふれている中国に問題がある」
という声が多く寄せられている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月22日 16時9分
http://www.recordchina.co.jp/a96156.html

訪日中国人観光客が急増=9月は6割増の24万人
=3カ月連続で国別トップ―今年250万人超、年間記録更新へ

 2014年10月22日、日本政府観光局(JNTO)の発表によると、今年9 月の訪日外国人客数は、前年同月比26%増の109 万9 千人で、これまで9 月として過去最高だった2013 年(86 万7 千人)を23 万2 千人上回った。
 1 月から9 月の累計では、前年同期比26%増の973 万7 千人となった。
 旅行需要喚起のためのプロモーションのほか、新規路線就航や増便による航空座席供給量の拡大、大型クルーズ船の寄港などが、訪日観光客数の増加に寄与した。

 国別では、
1].中国が7月、8月に続き3カ月連続トップで、前年同月比58%増の24万6100人。
2].韓国(21万7700人)、
3].台湾(22万800人)、
4].香港(6万9800人)、
5].タイ(3万1100人)
の順。
 中国は1 ~9 月の累計で前年同期比80%増の178万8600人となり、既に年間の過去最高記録(2012 年=142 万5 千人)を大幅に上回っている。
 中国国慶節長期休暇があった10月も多くの中国人観光客が訪日しており、年間で250万超に達する勢いだ。



2014年11月28日 07時44分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141128-OYT1T50006.html

愛国的でないと言われても…増える中国人観光客



 【北京=五十嵐文】
 約3年ぶりの日中首脳会談が今月実現しても本格的な関係改善が見通せない中、日本を訪れる中国人観光客が増え続けている。

 背景には、円安や消費税の免税対象拡大などの理由だけでなく、「政治と旅行は別だ」と割り切る富裕層や中間層の若い世代が多いことがある。

 「日本で中国人だと知れたら襲われるのではないか」

 北京市にある中堅の「北京環球美景国際旅行社」。
 日本部の責任者によると、2012年9月の日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化から約半年は、こんな問い合わせが相次いで、日本旅行の申し込みは「ほぼゼロ」になった。
 今年は毎月の申し込みが1000人を超え、現地のバスやホテルが確保しにくいという。

 日本政府観光局によると、尖閣諸島国有化を機に激減した中国人観光客は昨秋から回復に転じ、今年10月末には前年同期比80・3%増の201万1800人となり、過去最多の12年の142万5100人を上回った。

 日本旅行の人気について、中国の旅行業界では
 「欧米に比べて短期間で訪問できる先進国。
 清潔で安全、サービスの良さが理由だ」
との声が多い。

 メーカー勤務の男性(37)は
 「政治環境がどうであれ、行ってみなければ永遠に相手を理解できない」
という。

 とはいえ、中国国内では日本旅行への抵抗感も根強い。
 今年夏、日本を旅行した北京の会社員(39)は帰国後、同僚から「愛国的でない」と批判された。

 9月に訪日した北京の会社員(32)は「中日関係が良くない今は行かない方がいい」と止める父親に対し、「国家と個人は関係ない」などと説得した。





【描けない未来:中国の苦悩】




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