2014年10月14日火曜日

韓国兵器は大丈夫か(1):駆逐艦、イージス艦、対戦車兵器、そして戦車に戦闘機

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朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/14 11:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/14/2014101401385.html

メモリー不足の駆逐艦、魚雷に無防備な最新イージス艦…

-指揮機能が不十分な駆逐艦
  メモリー容量は最新ノートPCの256分の1、ダウンを防ぐため戦闘システムを毎日リセット
-対戦車兵器の老朽化も深刻
  短い射程、低速のみの運用…新しい「ヒョングン」ミサイルの常用化は遅延
-イージス艦、魚雷防御用の装備に問題
  イージス艦「栗谷李珥」では欺瞞弾18発が腐食…2年間、作動するかどうか確認せず

 今回の国政監査で明らかになった韓国軍の兵器システムの問題は深刻だ。
 陸軍が保有する対戦車兵器の99.2%は既に老朽化し、性能を十分に発揮することが困難だ。」  全4万6200基(門)のうち、寿命が満了していない約360基も、北朝鮮の新型主力戦車「先軍号」の装甲を貫通するには力不足だ。
 1997年に導入したMETIS-M約200基は、北朝鮮の新型戦車「先軍号」に対抗できるが、射程が短く、実効性は低いとされる。
 北朝鮮が約200両保有しているといわれる先軍号の装甲は、700ミリほどあるという。

 韓国軍の戦車戦力の30%ほどを占めるM47、M48系列の旧式戦車は、時速10-30キロ程度の「低速」運用だけが可能で、しかも北朝鮮軍主力戦車の装甲を貫通することはできないという。
 70年代に戦力化されたこれらの戦車は、老朽化のため、最近では維持費も急激に増加しているという。
 これらの戦車も、推定約4100両ある北朝鮮軍の戦車に対し、一部の旧式戦車を除くと、対抗できるレベルにはないと韓国軍では分析している。

 このような事情だが、陸軍の新型対戦車ミサイル「ヒョングン」の常用化には待ったがかかっている。
 韓国国防部(省に相当)は今年、常用に先立ってヒョングンの教育用装備確保の予算として10億ウォン(現在のレートで約1億100万円、以下同じ)を策定したが、全額削られてしまった。
 韓国軍の関係者は
 「来年の予算が削られたため、常用が1年遅れる。
 来年には、これまで使用できていた90ミリ・106ミリ無反動砲も寿命が尽きる」
と語った。

 韓国海軍でも事情は同じだ。
 一部の駆逐艦は、戦闘システム装備の老朽化で指揮艦の役割を果たせないことが判明した。
 最大野党、新政治民主連合の金光珍(キム・グァンジン)議員が13日に海軍から受け取った資料によると、「広開土大王」など海軍が指揮艦として使用している
 3500トン級(広開土大王級)韓国型駆逐艦の戦闘システムは、
 16メガバイトのメモリーを搭載した「486」コンピューターで、
旧式の装備だということが判明した。

 「広開土大王」が使用しているメモリーの容量は、
 最近販売されているノートパソコンのメモリー(4ギガバイト)のわずか256分の1だ。
 広開土大王級の駆逐艦は、韓国海軍3個艦隊の司令部で、所属艦艇に対する指揮艦役を務めているため、戦闘システムの能力は重要だ。
 国会への報告資料によると、2012年以降、広開土大王級駆逐艦の戦闘システムで24回のシャットダウンが発生した。
 海軍では、シャットダウンを防ぐため、毎日戦闘システムをリセットしているというのが実情だ。
 韓国軍の消息筋は
 「広開土大王級が進水し始めた1990年代半ばごろの戦闘システムとしては優秀だったが、
 急速な技術の発達で老朽装備になり、アップグレードを検討中」
と語った。

 1隻1兆ウォン(約1006億円)に迫る海軍の最新鋭イージス艦は、魚雷の防御が不可能な状態で作戦遂行中だった。
 国防技術品質院が金光珍議員に提出した「栗谷李珥(ユルゴク・イ・イ)艦兵弾廠(しょう)精密検査結果」によると、イージス艦「栗谷李珥」に搭載されている
 計24発の魚雷防御用「欺瞞(ぎまん)弾(カウンターメジャー)」のうち、18発が海水で腐食、使用不可能
だったことが3月の検査で明らかになった。
 欺瞞弾は、艦艇が発する音と同じ音を出し、敵の魚雷攻撃を回避できるようにする装備だ。

 金議員は
 「栗谷李珥は、12年5月の戦闘システム艦艇総合能力評価(CSSQT)の後、欺瞞弾が正常に作動するかどうか一度も確認していなかった。
 栗谷李珥は、この2年間、魚雷の防御が不可能な状態で作戦を行ってきた」
と語った。
 これに対し、海軍の関係者は
 「腐食した魚雷欺瞞弾が発見された後、すぐに正常な欺瞞弾に交換した」
と釈明した。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/14 11:03
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/14/2014101401392.html

韓国軍:対戦車兵器の99.2%が老朽化
北の主力戦車に対抗困難

 韓国軍が保有する対戦車兵器の99.2%は老朽化し、使用可能な兵器も北朝鮮軍主力戦車の装甲を貫通できないことが明らかになった。
 北朝鮮陸軍の主力兵器である戦車の前で、韓国軍の歩兵部隊がほぼ無防備だということを意味している。

 韓国陸軍が13日に与党セヌリ党の宋泳勤(ソン・ヨングン)議員へ提出した資料「陸軍保有対戦車武器現況」によると、韓国軍が保有する対戦車兵器約4万6200基のうち、老朽化していないものは約360基にとどまる。
 韓国軍は、
 米国製のTOW、
 ロシア製のMETIS-M、
 106ミリ無反動砲、
 90ミリ無反動砲、
 パンツァーファウスト(PZF)3、
 M72LAW
の計6種類の対戦車ミサイル・ロケット、無反動砲を持っているが、このうち武器の寿命が満了していないのは
 METIS-M、
 106ミリ無反動砲
 90ミリ無反動砲
の3種類にすぎない。

 さらに、使用可能な対戦車兵器でさえも、北朝鮮軍主力戦車の装甲を貫通できないことが明らかになった。
 韓国軍による分析の結果、北朝鮮軍が約900両保有しているとされる戦車「天馬号」の装甲を貫通できる対戦車兵器は、METIS-Mミサイルだけだった。
 韓国陸軍は
 「METIS-Mミサイルも、北朝鮮軍の新型主力戦『先軍号』(推定約200両保有)の装甲を貫通する威力はない
とみている。
 また、106ミリ・90ミリ無反動砲には夜間観測装置がなく、夜間戦闘の遂行が困難だ。

 宋泳勤議員は「韓国陸軍が敵の主力戦車に対抗困難というのは深刻な問題」と語った。



朝鮮日報 国防部「現在は8日分…2018年には30日分を確保」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/15/2014101501624.html

国軍:「K9自走砲の予備弾薬、戦時には6日で在庫切れ」
国防部「現在は8日分…2018年には30日分を確保」

韓国陸軍の主力自走砲K9は、実際に戦争が起こった場合、特殊目的弾の予備弾薬が足りず、戦争開始から1週間以内に無用の長物と化すとの指摘がなされた。

 与党セヌリ党の孫仁春(ソン・インチュン)議員(国会国防委員会所属)が、14日に陸軍本部から受け取って公開した国政監査資料によると、
 韓国陸軍砲兵の最新型自走砲K9の「HE-BB(低抵抗〈ベースブリード〉榴弾〈りゅうだん〉)」と「DPICM-BB(低抵抗2用途改良型通常弾)」は、戦争開始から5-6日で在庫が底を突く
ことが分かった。

 これらのK9用特殊目的弾は、北朝鮮の長射程砲を狙って前方配備されており、対火力戦で射撃手の役割を果たす。
 対火力戦とは、休戦ラインを挟んで双方の砲兵が全力を尽くす火力戦闘のことで、戦争初期の勝敗を左右する。

 しかし、火力や対人殺傷能力に劣る新型の「HE-BB」と「DPICM-BB」の場合、戦闘予備弾薬として利用可能な日数が極めて深刻な水準にあるということが明らかになった。
 孫議員は
 「戦争開始から5-6日で、韓国軍の最新鋭K9自走砲は役に立たなくなる。
 高い金を払って量産したK9自走砲が、実弾が不足して戦争で使えなくなるというのは深刻な問題」
と指摘した。

 これだけでなく、南北の対火力戦の戦力にも大きな差が見られる、と孫議員は指摘した。
 野砲の場合、北朝鮮軍は約8500門あるのに対し、韓国軍は約5300門で、1.6倍の差がある。
 多連装ロケット砲は、北朝鮮軍の約5500門に対し、韓国軍は約200門にすぎず、北朝鮮軍の方が26倍も優位だという。

 孫議員は
 「こうした状況で、韓国軍が敵と対火力戦を繰り広げ、勝負するというのは話にならない。
 至急、対火力戦に備える具体的な態勢と戦闘予備弾薬の確保案を検討すべき」
と強調した。

 これに対し、韓国国防部(省に相当)は
 「HE-BBとDPICM-BBは8日分以上保有している。
 毎年、業者の最大生産量相当分を確保している状態で、2018年までには30日分以上確保する計画」
と語った。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/15 11:38
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/15/2014101501686.html

KF16戦闘機改良事業、米側の値上げ要求で頓挫の危機
1兆7500億ウォンにプラス8000億ウォン

 韓国空軍主力戦闘機「KF16」134機のレーダー性能などを改良する1兆7500億ウォン(約1760億円)規模の事業について、米政府と関連企業が契約金額に加え8000億ウォン(約804億円)を追加で要求し、事業が頓挫の危機にひんしていること分かった。
 米政府と企業が当初の契約金額に比べ約40%も値上げを要求するのは異例のことだ。

 韓国政府消息筋は14日
 「KF16の性能改良事業に関し、米政府が先日5000億ウォン(約503億円)、担当企業BAEシステムズが3000億ウォン(約301億円)、計8000億ウォン引き上げてほしいと要求してきた。
 米国側と値下げ交渉を行っているが、双方の見解差があまりにも大きく、契約を破棄することも検討している」
と述べた。
 KF16性能改良事業は、米政府が品質を保証する対外有償軍事援助(FMS)方式で推進されていた。

 米政府はこの事業で「事業支障リスク」管理費を名目に、BAEシステムズは事業の遅延に伴う追加費用発生などを名目に、それぞれこうした要求をしているという。
 軍関係者は
 「来週、米ワシントンで開かれる韓米国防長官会談で米側に値下げを要求する。
 ここでも意見の違いを埋められなければ、事業を原点から見直すことになる可能性が高い」
と語った。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/17 10:45
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/17/2014101701200.html

【社説】韓国軍は戦闘能力を備えた軍隊なのか

 国政監査で明らかになった韓国軍の兵器をめぐる問題が、韓国国民を驚かせている。
 首都圏一帯の空を守る対空バルカン砲は、夜間照準装置を付けているにもかかわらず、標的の探知が不可能だという。
 照準装置は地上目標の探知用で、夜間に飛んでくる敵の飛行機を見分けることはできない。
 北朝鮮が奇襲攻撃を仕掛けるとすれば、昼ではなく夜になる確率の方がずっと高い。
 脆弱(ぜいじゃく)時間帯の防空に大きな穴が開いてしまっているのだ。

 今月7日に西海(黄海)北方限界線(NLL)の南側で起こった南北の交戦では、韓国海軍の高速艦で不発弾が発生し、砲身をふさいでしまったため、十分な射撃もできず後方に退かなければならなかったという。
 こんな態勢で北朝鮮の艦艇とまともにぶつかり合っては、どうすることもできずにやられてしまうだろう。
 2010年に北朝鮮が延坪島を奇襲砲撃したとき、海兵隊のK9自走砲6門が反撃に出たが、作動したのはこのうち3門だけだった。韓国軍は「K9は1分間に6発の射撃が可能な、世界最高速の自走砲」と言っていた。
 6門の自走砲が、その説明通りの性能を発揮していれば、北朝鮮に対し約300発の砲撃ができたはずだが、実際に撃ったのは80発だけだった。

 数千億ウォン(数百億円)を投じて2007年から毎年1隻ずつ配備した1800トン級のディーゼル潜水艦は、韓国軍が「シーレーン(海上交通路)に当たるマレー半島のマラッカ海峡まで作戦可能」と大いに宣伝していた兵器だ。
 エンジンを動かす燃料電池の性能は最先端で、10日以上も海中に潜っていられるという。
 しかし今回の国政監査で明らかになったところによると、
 3隻の潜水艦に搭載されている燃料電池で、昨年6月までになんと195回も故障が起きていた。

 昨年10月にようやく欠陥を改めるまで、5-6年にわたり、韓半島(朝鮮半島)周辺海域でしか動けないという状態だった。
 実は、潜水艦の導入時、燃料電池の性能をテストしたのはわずか1日で、これに10を掛けて「10日間の連続潜航能力がある」と判断していたのだ。
 韓国軍で行われていることだとは信じ難い。

 このほかにも、約9000億ウォン(約900億円)を投じた
 最先端のイージス艦「栗谷李珥(ユルゴク・イ・イ)」の魚雷欺瞞(ぎまん)弾(カウンターメジャー)24発のうち、18発が作動不能状態だった。
 2010年以降、NLL付近で作戦を行った艦艇で80回ものレーダー故障が発生していた。
 救助艦「統営」の水中探知装置は2億ウォン(約2000万円)相当の装備だが、書類操作により、41億ウォン(約4億円)相当のものに「化けて」納品された。

 各軍は、毎年秋になると、互いにより多くの予算を獲得しようと競争を繰り広げる。
 問題のある武器の中には「問題を大げさに強調するともっと予算が下りる」という非常識な予算配分方式のせいで、実際よりも誇張・強調されたケースもあるはずだ。
 しかし最近、
とんでもない事件が多数起きているのが韓国軍
だ。
 韓国軍は正常な姿に戻ろうとしているのかと国民が疑っているこの時期に、中心的な兵器が動かないとか、故障したというニュースに接すれば「果たして韓国軍は国民を守れるのか」という不安感は一層増幅されるだろう。
 韓国政府は、国民を安心させられる何らかの対策を打ち出すべきだ。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/17 10:46
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/17/2014101701205.html

「40機配備で頭が一杯」 次期戦闘機は深刻な火力不足
40機配備で事業費の大部分を使用
戦時に必要な武器は半分しか買えず

 韓国空軍が1機1210億ウォン(現在のレートで約121億円、以下同じ)を投じて配備する次期戦闘機(FX)F35A(写真)が、戦時に搭載する武器の不足のため、本来の戦力の半分程度しか発揮できないことが分かった。


 韓国軍は先月、計7兆3418億ウォン(約7328億円)を投じて第5世代ステルス戦闘機のF35Aを40機配備することを決め「北朝鮮軍を圧倒的に上回る空軍力を有することになった」と発表した。

 ところが16日、韓国空軍が与党セヌリ党の宋泳勤(ソン・ヨングン)議員に報告した資料によると、
 韓国軍は、韓半島(朝鮮半島)有事の際にF35Aが必要とする兵器を半分しか購入していなかった。
 特に北朝鮮軍の戦闘機に対応するための空対空兵器は45%しか確保していなかった。
 空対地兵器も、メーカーの米国ロッキード・マーチン社から受け取ったのは必要量の75%だった。
 40機配備しても、戦時の状況では空対空用に18機、空対地用に30機しか使えないということになる。
 F35Aには、AIM120・AIM9空対空ミサイル、GBU12・GBU31・GBU39精密誘導爆弾など、さまざまな兵器を搭載できる。

 韓国空軍は
 「とにかく40機そろえて配備するため、武器などのことを考える余力がなかった」
と説明した。
★.FX事業費の大部分(66%)は戦闘機(機体・エンジンなど)の購入に充てられ、武装および施設に使われたのはわずか「8%」だった。
 また、韓国軍がFX事業を発表した当時、戦闘機を配備する際には
★.配備機数の10-15%(4-6台)程度の予備エンジンを確保するという慣行を破り、
 「予備エンジンを1台」
しか確保しない
とした点も問題として指摘された。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/20 10:24
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/20/2014102001191.html

F35A購入で明らかになった韓国軍の「非常識」
米政府が欠陥を通知も、そのまま購入確定

 1機当たり1210億ウォン(約122億円)を投じて購入する次期戦闘機(FX)、米ロッキード・マーチンのF35Aについて、韓国軍は先月、米国からエンジンの欠陥を知らされていたが、適切な措置を取らないまま購入契約を結んだことが明らかになった。
  数兆ウォン(1兆ウォン=約1010億円)を投じる次期戦闘機事業で深刻な問題が見つかったにもかかわらず、防衛事業庁がこれを看過したとの指摘が出ている。
 FX事業は2018年から21年にかけ第5世代ステルス戦闘機のF35Aを40機導入するもので、総事業費は7兆3418億ウォン(約7411億円)に達する。

 防衛事業庁が国会国防委員会所属の安圭佰(アン・ギュベク)議員(新政治民主連合)に提出した資料によると、米政府は先月13日、フロリダ州エグリン空軍基地で今年6月に発生したF35A離陸時の火災の原因調査結果レポートを韓国政府に提出した。火災はF35Aのエンジン部分で発生し、操縦士が緊急脱出したことから、エンジンの欠陥を指摘する声が出ていた。
 米軍は事故を受けてF35Aの飛行を一時中断し、韓国政府は米国からの原因調査結果の提出を待っていた。

 米政府はレポートで「エンジンのローター(回転子)とステーター(固定子)の間の摩擦が機体表面のチタンを変質、疲労させた。
 これによる微細な亀裂が過度な摩擦につながり、火災が発生したと推定される」と説明した。

 韓国空軍は米国側のこうした説明を分析し、エンジンの設計に問題があるため、再設計によりエンジンのローターとステーターのシステムを変更すべきだとの意見をまとめた。
 しかし、防衛事業庁はエンジンに欠陥があるとの報告を受けたにもかかわらず
 「米国がF35Aの問題点を改善すると言っているので、信じて従うしかない」
として特に措置を取らなかった。
 米政府がレポートを提出してから11日後の先月24日、韓国軍は韓民求(ハン・ミング)国防部(省に相当)長官主宰の防衛事業推進委員会を開き「FX事業交渉結果」をそのまま承認、F35Aの導入を確定した。
 防衛事業庁は先月30日に米国と正式に契約を締結。
 この先毎年、予算を投じて代金を支払う予定だ。

 多額を投じて戦闘機を購入するにもかかわらず、韓国が米国側に要求すべきことを要求できなかったのは、韓国軍が昨年、ロッキード・マーチンをFX事業の優先交渉対象に決定して以降、ある程度予想されたことだった。
 戦闘機の機種選定をめぐっては、当初はF35Aを含む3機種が候補に挙がっていたが、F35Aが単独候補となったことから、販売者と購入者の力関係が変わったのだ。

 軍関係者は
 「エンジンの欠陥などの問題が見つかれば、カネを出す購入者側が契約を先送りしたり、販売者からより多くのものを得たりするのが常識だが、韓国軍は非常識にも『米国が解決するだろう』と契約の締結を強行してしまった」
と話している。

 また、F35Aは韓国軍が提示した次期戦闘機の適合基準のうち、7項目で「不適合」の判定を受けていた。
 電子偵察(エリント)機能を備えておらず、先端ナビゲーション・通信、ターゲット照準システムの運用ソフトウェアも基準に届かなかった。
 それにもかかわらず、防衛事業庁は米国側に何も問題提起しなかったという。
 同庁の関係者は
 「米政府から『FX事業に支障を出さない』と保障する文書も受け取っている」
と述べ、対応に問題はなかったとの姿勢を示した。
 また
 「F35Aは開発中のため、途中で設計が変更される可能性もある」
と伝えた。

 安圭佰議員は
 「数兆ウォンを投じるFX事業で、防衛事業庁は米国に言うべきことも言えずにいる。
 韓米同盟が重要だとはいえ、FX事業は公正かつ透明に進めるべきだ」
と指摘している。



● 韓国軍が誇る高品質兵器、「K11複合小銃」


朝鮮日報 記事入力 : 2014/10/21 10:24
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/21/2014102101247.html

K11小銃に深刻な不具合、防衛事業庁は黙認して量産
「磁石を当てただけで撃発信号と誤認」


 防衛事業庁(防事庁)は、K11複合小銃に性能上の問題があることを事前に知りながらこれを黙認し、量産を強行した疑惑が浮上した。

 最大野党、新政治民主連合の金光珍(キム・グァンジン)議員(初当選、比例)によると、国防技術品質院は今年5月30日に「K11複合小銃電磁波影響性実験」を行った。
 この実験で、K11複合小銃の20ミリ空中さく裂弾の撃発センサーが、市販されている一般的な磁石の磁性を撃発信号と認識してしまう欠陥が確認された。

 20ミリ空中さく裂弾は、弾に電磁信号を入力することで、一定の距離を飛んだら爆発するシステムになっている。
 電磁装備なので、電磁波の影響をかなり受けるという。
 このため、今後普及が予定されている戦闘ヘルメットのヘッドセットマイクの磁石にも影響されかねないことが明らかになった。
 万一の場合、K11複合小銃を携行した兵士が銃の誤射・誤爆事故に遭いかねないというわけだ。
 デリケートな電子装置を有し、誤作動の危険が大きい複合小銃は、米国やドイツでも開発を中止している。

 防事庁は2010年からK11複合小銃の量産を始めたが、11年10月と昨年3月に爆発事故が発生し、戦力化を中断した。
 その後、今年7月に戦力化の再開が決まり、8月に再び量産に入った。
 金光珍議員は
 「防事庁は、事業推進に対して問題を提起した国防技術品質院を排除するため、防衛事業法の関連規定に違反してまで、品質保証業務の担当を開発機関の国防科学研究所(ADD)に変更した」
と語った。
 これに対し防事庁の関係者は
 「強力な磁石を当てた場合、K11複合小銃の撃発センサーが誤作動を起こすのは事実」
 「射手がこうした問題を認知して措置できるようにする安全装置を、K11複合小銃に追加した」
と語った。



2014年11月19日10時27分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/905/192905.html?servcode=400&sectcode=400

韓国の最新小銃「K-11空中爆発弾」の発射実演会



  17日、京畿道漣川(キョンギド・ヨンチョン)の試験場で開かれたK-11複合小銃の性能実演会で軍関係者が20ミリ空中爆発弾を発射している。

  K-11は韓国軍が2009年に開発した最新武器だ。
 一定距離の上空で爆発し、壁の後に隠れた敵にも打撃を与えることができる。
 小型で軽量だが従来使っていた流弾発射機などに比べて殺傷力は何倍も大きいというのが軍の説明だ。

  K-11は磁石をつけると自動発射するという疑惑が出ていたが、同日の実演では正常に作動した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月23日 10時33分
http://www.recordchina.co.jp/a99478.html

韓国のミサイル駆逐艦、“かちんかちん”状態でロシア訪問
=韓国国内もあきれ顔―台湾メディア

 2014年12月21日、台湾・東森新聞雲は、ロシアを訪問した韓国海軍の艦隊が、日本海域で暴風雪に遭い、“アイスキャンディー”状態でロシアの軍港に入港したと報じた。
 22日付で中国・参考消息(電子版)が伝えた。

 韓国のネットユーザーは
 「軍艦がアイスキャンディー状態になるなんて、乗員の普段の戦闘準備レベルがいかに高いかがよく分かる」
とあきれ顔だ。
 ロシアを訪問したのはミサイル駆逐艦・崔瑩と補給艦・天地の2隻。
 崔瑩は2008年9月に就役し、排水量4200トン。
 最大速は30ノットで、乗員300人。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月24日 15時36分
http://www.recordchina.co.jp/a99541.html

まるで“アイスキャンディー”状態の韓国駆逐艦、
韓国メディアはロマンチックに伝えるも中国ネットは「新手のカムフラージュ?」と否定的

 2014年12月24日、ロシアを訪問した韓国海軍の艦隊が、日本海域で暴風雪に遭い、“アイスキャンディー”状態でロシアの軍港に入港したとの報道に中国のネットユーザーが注目している。
 台湾・東森新聞雲の報道によると、ロシアを訪問したのはミサイル駆逐艦・崔瑩と補給艦・天地の2隻。
 同軍艦について韓国メディア・NEWSisは
 「極寒の天候が船体を凍結させ、その姿はまるで童話に登場する雪の王国」
と伝えているが、中国のネットユーザーからは
 「(韓国メディアは)このありさまで、まだビッグマウスを披露するとは」
 「これからも分かるように、韓国の軍備は本当に水準が低い」
 「敵を欺くために施した新手のカムフラージュか?」
といった否定的な意見や揶揄(やゆ)するコメントが寄せられた。





【描けない未来:中国の苦悩】






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