2014年11月9日日曜日

中国兵器は大丈夫なのか(2):中国は日本のライバルにもなれない、「赤パンツ」と「白パンツ」の使い分け

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サーチナニュース 2014-11-08 22:31
http://news.searchina.net/id/1548795?page=1

自衛隊の「隠された実力」 
中国は日本のライバルにもなれない=中国メディア

 中国メディアのBWCHINESEは6日、中国は先端技術や基礎的な技術のいずれにおいても日本に敵わないとし、
 「将来的な見通しとして、
 中国は日本のライバルになることはできない」
と主張する記事を掲載した。

  記事は、中国商務部研究院の日本問題専門家である唐淳風氏が2011年に
 「日本は本土以外の118カ国(当時)に資産を保有している」
と主張していたことを紹介したうえで、
 「日本の経済的地位は決して軽視できない」
と主張。
 さらに日本こそ経済のグローバル化によって利益を得ている国だと主張した。

 続けて、四方を海に囲まれた日本は日本国民に危機意識を植えつけたとしたうえで、
 「日本人は学習に長けており、
 日本は高い技術力を持つ」
と指摘。
 さらに、高い技術力は自衛隊の「隠された実力」につながっていると主張し、海上自衛隊を例に出したうえで
 「艦艇の数は多くはないが、装備の質を見れば世界でもトップレベルの水準」
と論じた。

  さらに、自衛隊の実力を支えているのは、
 「日本の強大な工業体系に隠されている」
とし、中国でも広く知られた日本企業のなかには軍事産業にかかわる企業も多いとしたうえで
 、「民間という隠れ蓑があるだけで、日本は軍事工業帝国でもある」
と主張した。
   また、日本は衛星を打ち上げることができる世界少数の国の1つだとし、さらに日本国内には多くの原子力発電所が存在するとし、そのため
 「日本はすでに核兵器を製造するための能力があるのではないか」
との懐疑的な見方もあると指摘した。


 中国は自衛隊のスクランブルにネを上げる状況になってきている。
 当初は繰り返しスクランブルさせて、日本の疲弊を誘うのが目的だったのだが、
 実際は実践もどきの訓練とみなし、
 あたかもルーチンワークのように正確なスクランブルをかけてくる。
 これが淡々と続くと、逆に中国軍がネを上げるようになってしまっている。
 これまで圧倒的な差で中国は日本を軍事的にリードするだろうと思い込んでいたのだが、どうもそれがままならないということがスクランブルの事実で徐々にわかってきた、そんな感じに思える。


レコードチャイナ 配信日時:2014年10月31日 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/a96669.html

中国軍機に対する日本側の追跡、監視、妨害の頻度が増えている―中国国防部


●30日、中国国防部報道官は定例記者会見で「日本側の公表した中国の戦闘機への緊急発進(スクランブル)統計は、中国軍機に対する日本側の追跡、監視、妨害の頻度が増えていることを物語っている」と表明した。写真は中国の戦闘機。

 2014年10月31日、人民網によると、中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は30日の定例記者会見で、
 「日本側の公表した中国の戦闘機への緊急発進(スクランブル)統計は、中国軍機に対する日本側の追跡、監視、妨害の頻度が増えていることを物語っている」
と表明した。

――日本の防衛当局は、中国の戦闘機に対処するための日本側の緊急発進回数が4~9月に201回に達したことを公表した。
 これは2010年以降最多だ。
 日本軍機に対処するための中国軍側の緊急発進した回数に関する統計をうかがいたい。

 日本側の公表した統計に留意している。
 日本側の公表した統計は、中国軍機に対する日本側の追跡、監視、妨害の頻度が増えていることをまさしく物語っている。
 日本側のこのやり方は日中間に空の安全に関わる問題を引き起こしている根本的原因であり、この誤ったやり方を止めるよう日本側に促す。

(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/kojima)

 上の記事では、問の「中国軍緊急発進回数」の答えはない。
 圧倒的な差で、公表し難いのであろう。
 防空識別圏を設定した以上、スクランブルをかけるのが常識だが、
 中国の空軍は満足にスクランブルもかけられないような状況になっている、
 と判断しても大きな間違いはないようである。



サーチナニュース 2014-11-10 09:53
http://news.searchina.net/id/1548834

中国が超音速巡航ミサイルCX-1を公開
・・・台湾有事・米空母群との対決想定か


●写真はCX-10の公開を紹介する、中国新聞社のウェブページ。


広東省珠海市で開催中の珠海航空ショーで9日、中国の国産超音速巡航ミサイルCX-10が公開された。
  「実物」の公開としては初。

 中国新聞社が報じた。
 中国の超音速巡航ミサイルとしては、これまでCJ-10(長剣-10=Changjian-10)が知られていた。
  CX-10は直径80センチメートル、長さ10メートルという。
 車両搭載型で、海上の護衛艦、駆逐艦、巡洋艦などを攻撃できる。
 対地攻撃能力もあるとされる。
   CJ-10との違いは明らかにされていない。
 CJ-10は2009年10月1日の中華人民共和国成立60周年を記念する軍事パレードで初めて公開された。
 CJ-10は米空母群との対決を念頭に開発されたとされており、CX-10にも同様の開発目的があると考えることができる。
  中国が米海軍と本格的な対決をするとすれば、真っ先に考えねばならないのが台湾の“独立阻止”などを理由とする中国の軍事行動ということになる。
 CX-10は現在のところ、世界で最も大型の巡航ミサイルと見られている。



サーチナニュース 2014-11-13 17:07
http://news.searchina.net/id/1549525?page=1

日本の新型ミサイル「標的は中国海軍」
・・・解放軍に打つ手なし=香港メディア、大陸向けにも記事配信

 香港に拠点を置く衛星テレビ局の鳳凰衛視(フェニックステレビ)は12日放送の「軍情観察室」で、
 日本の戦闘機F-2は能力向上改修により、新型のミサイルを搭載する
ことになると報道。
 同ミサイルは中国軍艦などへの攻撃を想定したものであり、
 解放軍側には対抗手段がないと報じた。

  F-2は初飛行が1995年で、2000年10月に運用が始まった。
 当初より「対艦」、「対空」、「対地」の複数任務をこなす多目的戦闘機として開発されたが、中国やロシアなどでの新型軍用機や巡航ミサイル配備・拡充、離島防衛の重要性の増大などにより能力向上のための改修が着手された。
 
  「軍情観察室」は、改修にともないF-2には新型の対艦ミサイルが搭載が搭載されることになるとの見方を示した。
 自衛隊では早期警戒機の性能向上と戦闘機との連携強化により、
 「解放軍の大型艦船の種類を認識し、解放軍に所属する艦船の防空圏外から先に、対艦ミサイルで攻撃できるようになる」
と紹介した。
  番組はさらに、日本は中国大陸から発射される対空ミサイルの射程も延長されているとの情報を得て、自らの戦闘機に対する脅威が増大していると判断。
 そのため、解放軍の早期警戒機に対する攻撃に重点を置くようになったと説明。
  その上で、F-2の能力向上改修は、中国の殲-20(J-20)、殲-31(J-31)などのステルス戦闘機への対抗を主眼とするものであり、改修によって対抗能力を維持することにななったとの見方も伝えた。
  「軍情観察室」は、上記情報を台湾の軍事誌「軍事連線」を引用しつつ紹介。
 番組内容は同テレビ局のウェブサイト「鳳凰網」の大陸向けページにも、
 「日本の新型ミサイルは中国軍艦を攻撃するため。
 解放軍に反撃の手段なし」
との見出しで掲載された。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月14日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/a99013.html

「中国海軍は50年後も米国に追いつけない」発言に、「これは事実」「日本を超えればいい」の声―中国ネット

 2014年12月13日、中国の掲示板サイトにこのほど、
 「防衛省ブレーンが『中国海軍は50年たっても米国に追いつけない』と発言」
というスレッドが立てられた。
 これまでに中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

 スレ主は、五百籏頭真防衛大学前校長が、
 「中国はこの20年で海上軍備を拡充してきたが、いまだに1隻の空母しかない。
 米国の11隻と比べて圧倒的な差がある。軍事的には中国は50年たっても米国に追いつけない」
と発言したことを紹介。
 また、
 「日米同盟は強固である必要があり、そうすれば中国は日本に手が出せない」
と述べたことも伝えている。

これに対し、中国のネットユーザーからは意外にも同意するコメントが多く寄せられた。

「どうやら日本は事実を語っているようだ」
「これは事実だね。
 米国を超えたいと思ったら150年待てばいいさ」
「50年かけて追いつこうとしても、相手は200年先を行ってしまう。
 追い越すなんてまず無理」

「少し前までは中国海軍は海上自衛隊に追い付けないと言ってなかったか?
 いつの間にか米国海軍に変わったな。まあ事実ではあるけど」
「100年たっても米国には追いつけない。
 でも日本をいたぶることができればそれでいい」
「なんで米国を超える必要があるんだ?
 日本を超えればそれで十分」

「20年では無理だが、50年後だったら分からないぜ」
「日本はどんなに頑張っても中国には追いつけないけどな」



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月20日 23時43分
http://www.recordchina.co.jp/a99373.html

中国の空母は戦争になっても港に逃げるだけ?
海外メディアの報道に「中国に嫉妬しているのか」と自信タップリー中国ネット


●19日、環球網は、カナダの軍事専門誌が、中国初の空母・遼寧は戦争になっても足手まといになるだけで、港に逃げることしかできないと報じていることを伝えた。中国のネットユーザーからは反論のコメントが多数寄せられた。写真は遼寧。
 
 2014年12月19日、環球網によると、
 海外メディアは中国初の空母・遼寧は戦争になっても足手まといになるだけで、港に逃げることしかできないと報じている。

 カナダの軍事専門誌・漢和防衛評論(漢和ディフェンスレビュー)は、中国は10年以内に空母を3隻配備できるだろうとの見通しを示したうえで、
 「圧倒的な優位性を誇る米軍の空母に面した場合、
 (中国初の空母)遼寧号は回避作戦を取ることしかできないだろう」
と報道した。

これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「中国の空母は米国の空母を相手にするために造ったのではない」
「遼寧号は訓練艦だし、南シナ海のためのもので米軍と直接対峙するものではない。
 米国の方が強いのは確かだが、すべての空母をアジアに持ってくるわけではないだろ。
 それに今どき空母対空母で戦うか?」

「空母は小国をいたぶるためのもので、米国を相手にするものではない」
「中国の空母は国を守り世界平和を促進するためのもので、人気を集め大きな迫力を見せるためのもの」

「これは明らかに中国のことがうらやましくてねたましくて憎らしくて仕方がないということだね。
 ゼロから空母を所有するまでになったんだ。
 次は戦闘力の形成だ。
 車の免許を取る時も、まずは教習車から乗るんだよ!」
「絶対に戦争しなきゃいけないのか?
 ちょっと思考を変えて問題を解決してみようよ。
 酒の量や財産、愛人の数で勝負するとか…」



サーチナ 12月23日(火)7時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141223-00000026-scn-cn

中国の艦上戦闘機 
空母から発艦の「武器搭載重量」は、陸上からび離陸と比較してわずか「6分の1」=中国メディア

 環球網など中国メディアは21日、米国における報道を引用し、中国が保有する艦上戦闘機である殲15(J-15)は航空母艦の遼寧から発進させる場合、搭載できる武器の重量が2トンであり、陸上基地から離陸する場合の12トンよりも極めて少ないと報じた。

 記事によると、中国は当初、遼寧に搭載するため、ロシアからスホイ33(Su-33)を購入しようとした。
 しかし、中国がロシアのスホイ27(Su-27)のコピーを生産していることを知り、ロシアはスホイ33の売却を拒否した。

 そのため、中国は改めて殲15を開発。
 記事は殲15について、基本設計はスホイ27だが、電子装置やエンジンなどは中国の開発によるものと指摘し、殲15は陸上基地から離陸する場合には、武器類12トンの搭載が可能との見方を示した。

 殲15は航空母艦の遼寧に搭載されているが、記事は遼寧がカタパルトを供えていないと指摘。
 そのため殲15は燃料を満載して遼寧から発進する場合に、搭載できる武器は2トン以下との見方を示した。

 さらに、中国の艦載機は空中空輸の能力もなく、艦載機運用の問題はさらに大きくなるという。
 また2014年10月時点で中国が運用可能な殲15は、
 航空母艦1隻が必要とする機数には全く不足している11機のみという。

 同記事は中国の052C、052Dシリーズの駆逐艦、056シリーズ軽護衛艦についても解説した。

 052C、052Dシリーズの駆逐艦については空母強襲揚陸艦など、さらに高価な艦を保護するための防空任務を担い、外観は米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦や英海軍のらデアリング級駆逐艦に類似していると紹介。

 056シリーズ軽護衛艦については「世界で最も完全に武装した艦船ではないかもしれないが、短期間のうちに世界で最も数の多い軽護衛艦になる可能性がある」と論じた。

 056シリーズ軽護衛艦は2014年に10隻が完成して計23隻になった。
 各種の変種も含めれば2018年までに50隻が完成するとされる。

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◆解説◆
 第二次世界大戦で航空母艦を活用させたのは、日、米、英、仏など限られた国だけだった。
 英・仏が他の艦船の攻撃や輸送任務に航空母艦を使用したのに、日米両海軍は航空母艦軍同士の大規模な作戦も実施した。

 現在、航空母艦を保有しているのは米、英、イタリア、インド、ロシア、ドイツ、ブラジル、フランス(ヘリコプター空母を除く)。
 ただし大規模に運用しているのは米国のみだ。

 空母は単独で行動するのではなく、空母1隻について
★.5-10隻の護衛艦(潜水艦を含む)、
★.1、2隻の補給艦と共に行動する(空母打撃群)。
 さらに、
★.搭載機も艦上戦闘機、艦上攻撃機、早期警戒機、電子戦機、艦上哨戒機、輸送機
と、種類が極めて多い。
★.空母運用のために膨大な資金を必要とすることも、空母を利用できる国が少ない大きな理由だ。

 艦載機が空母から発進する場合には、滑走距離の制約が極めて大きい。
 現状で最も効率がよいのは蒸気カタパルトとされる。
 蒸気カタパルトには極めて高度な技術が必要で、
 製造能力があるのは米国だけだ。

 中国の遼寧は旧ソ連が建造したものだ。
 そのためカタパルトはなく、前方に向かって上方に湾曲した飛行甲板を利用して艦載機を発進させる(スキー・ジャンプ)

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 環球網(環球時報)は愛国論調でしられ、中国の軍事力を極端に賛美する記事も多く掲載してきた。
 ただし最近では、環球網の論調に対してのものに限らず「根拠のない幻想は、かえって害毒がある」との批判も目立つようになった。

 環球網も、以前ほどには自国の軍事力賛美の記事を発表しなくなったようにみえる。

 自国の兵器や軍事力を極端に賛美する論調は
 紅??(ホンクーチャー=赤パンツの意)
と呼ばれる。
 ローマ字の頭文字を取って「HKC」と書かれる場合もある。
 「HKC」派の人と、排他的な“愛国主義者”の層は、かなり重複している。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月24日 2時48分
http://www.recordchina.co.jp/a99501.html

空母・遼寧号から発艦時の殲―15の武器搭載重量は、
地上から離陸時の6分の1の「時代遅れの設計」
「ペンキを塗った鉄クズ」―中国ネット

 2014年12月21日、新浪軍事は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、「殲―15は、搭載可能な武器重量が、空母・遼寧号から発艦時だと地上離陸時と比べて10トン少なくなる」と米国のナショナル・インタレスト誌が指摘したことを伝えた。

 ナショナル・インタレスト誌によれば、
 「殲―15は、陸上基地からの離陸なら12トンの武器を搭載可能だが、遼寧号にはカタパルトがなく、スキージャンプ甲板であるため、燃料を満タンにした時の搭載可能な武器重量は2トン前後になってしまう」
のだという。

これに対して中国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられた。以下はその一部。

「確かに殲―15は遼寧号にとっては大きすぎる」
「だからカタパルト式がいいとあれほど言ったのに」
「実用的な空母を早く作ってくれよ!」

「(遼寧号は)時代遅れの設計だからな」
「(遼寧号は)ペンキを塗った鉄クズにすぎない」
「(遼寧号は)ただの訓練艦なのに、米国はそんなにも(中国のことが)気になるのか?」
「訓練艦に訓練用戦闘機。
 みんな訓練用なんだよ!」

「それなら燃料を半分にして空中給油をすればいいのでは」
「2トンも搭載できるなら空中戦では十分だ」
「2トンも搭載できるなんてすごいじゃないか。
 前は少しも搭載できなかったんだ。
 進歩しているよ」
「これはわが海軍が一歩ずつ着実に前へ進んでいることを意味している。
 ガンバレ!」


 このところ「白パンツ」情報が多い。


サーチナニュース 2014-12-28 22:21
http://news.searchina.net/id/1555211?page=1

日本の特殊部隊が実はスゴい!
 中国の軍事専門サイトが「高評価」

 中国の軍事専門サイト、太行軍事網は25日、日本の自衛隊及び警察の特殊部隊を紹介する記事を発表した。
 批判的な論調はなく、厳しい訓練や武器・装備の優秀さを強調した。

  記事は冒頭部分で、
 「日本は第二次世界大戦の敗戦国であり、軍事力を向上させる上で、多くの制限があった」、
 「特に特殊部隊の建設を知る人は、なおさら少ない。
 現在も特殊部隊の“看板を掲げる”部隊はない。
 しかし日本は近年、ひそかにさまざまな特殊部隊を建設した。
 その真相を知る人はまれだ」
などと紹介。

  日本の軍事力増強に対する警戒感は読み取れるが、特に批判したり非難する内容ではない。
  記事は、自衛隊と警察の特殊部隊の計6種を紹介した。
 いずれも正式な部隊名ではなく、任務面で分類した。
  同記事が取り上げたのは
★.「地面特殊突撃隊(地上特殊突撃隊)」、
★.「空降特殊突撃隊(空挺突撃隊)」、
★.「離島警備部隊」、
★.「海上特別警備部隊」、
★.「反テロ特殊作戦部隊」、
★.「日本警察特殊部隊」
だ。
  各特殊部隊の紹介文の分量はさまざまなだが、成立までの経緯や任務、訓練の厳しさ、武器・装備の優秀さを中心にまとめた。

  取り上げられた「特殊部隊」の中で、中国に最も関係が強いのは「離島警備部隊」だ。
 沖縄諸島の一部である尖閣諸島の領有権を巡って日中両国は対立し、日本側の領海に中国の公船が意図に侵入し、航空機も出動させるなどの事態が続いているからだ。
  「離島警備部隊」ついては、
 「九州南西部と沖縄の各島を“防御”するために、2002年に組織。
  人数は6000人の計画」、
 「大部分が士官と下士官で、兵士は少ない。
  士官と下士官の比率は現在の自衛隊(全体)における比率をはるかに上回る。
 (離島警備部隊)隊員の資質とプロとしてのレベルは日本の軍事組織の中でもトップだ」
と紹介した。
  上記紹介部分で“ ”を用いたのは、中国での報道などで常用される表現法で、「実際には正しい用語ではない」ことを示す。
 「離島警備部隊」は尖閣諸島も防衛も担当するはずだが、中国は同諸島を自国領と主張していることから、「防御という言い方は正しくない」との意を込めたと理解できる。
  しかし、記述そのものに批判的な色合いはない。
 むしろ、当局または読者による「叱責」を避けるためだった可能性が高い。
 “防御”の範囲を「九州南西部と島」と書いていることは、中国の主張である「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)は台湾周辺諸島の一部である」との主張と矛盾してしまうが、配慮は見られない。つまり、「釣魚島は自国領」との主張は特に意識せず、日本の特殊部隊を紹介することを目的に書いた文章と考えられる。

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 ◆解説◆
  太行軍事網は自らのサイトを「2010年6月に開設。サイトとして中国の軍事戦略に関心を持ち、中国の台頭と中華民族の復興という偉大なる歴史過程をを目撃・記録する」と紹介している。
 「愛国主義」の性格が強いサイトだが、上記記事では「特殊部隊の創設と拡充」という日本の防衛力増強に対しての批判や非難をしなかった。



サーチナニュース 2015-01-13 22:21
http://news.searchina.net/id/1557032?page=1

戦闘機「J-15」 中国軍・空母「遼寧」に実戦配備か=中国メディア

 中国が艦載用に開発した戦闘機J-15(殲-15)の量産型第10機目がこのほど、確認された。
  空母「遼寧」の飛行甲板に量産型J-15の4機が停まっている写真も発表されており、10機のJ-15がすでに、実戦配備された状態との見方が出ている。
 環球網などが報じた。  中国はこれまでに、機体番号100から109までの量産型のJ-15を10機、飛行させていることが分かっている。
 遼寧が就役した当初には、中国軍が同空母に戦闘機を離着艦させるまで数年間は必要との見方があったが、実際には2カ月後にJ-15を離着艦させるなど、中国の航空母艦運用実績は、一部予想を大きく上回る速度で進展してきた。

 さらにJ-15を速いペースで製造し、就役させたことから、中国は重戦闘機、とりわけ艦載重戦闘機の製造技術を完全に掌握したとの見方もある。
  J-15による遼寧に離着艦の資格を持つ操縦士は2012年に第1期生が選ばれ、14年1月12までに第2期生8人すべてが、遼寧への着艦を行ったという。
 機体数が一定規模になり、操縦士も増えていることなどから、10機のJ-15はすでに、実戦配備の状態とする見方が出てきた。

  中国は試作機と量産タイプのJ-15を建造してきた。
 今後は、複座タイプの機体も開発するとみられている。
  米国の空母には、艦載機を甲板上で急加速するためのカタパルトと呼ばれる装置が取り付けられている。
 カタパルトの動力は現在は蒸気で、将来は電磁力利用のカタパルトに切り替えられていくという。  カタパルト使用に際して、蒸気などによる力はアレスティング・ワイヤーと呼ばれる鉄索で航空機機体に伝えられる。
 遼寧にカタパルトの装置はなく、先端部分を上向きにせり上げた甲板を利用して発艦する(スキージャンプ式)。
 アレスティング・ワイヤーの有無は不明。
 しかし中国は空母へのカタパルト装置搭載を構想しており、カタパルトを利用したJ-15の発艦も研究しているという。
  中国はこれまで、「遼寧」保有の目的を「訓練や空母運用の経験を得るため」と説明してきた。
 しかしこれまでのJ-15の開発と生産などの経緯から、遼寧は「訓練用と実戦配備を兼ねた空母」との見方が強くなってきた。

 かりに「遼寧」に「実戦配備用空母」との位置づけがあるならば、中国は急いで2隻目の航空母艦建造に着手する可能性が高い。
 航空母艦を1隻しか保有していないのでは、ドック入りなどの時期には空母利用ができなくなり、「常備戦力」としての意義が大幅に低下してしまうからだ。

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◆解説◆
 J-15はロシアのSu-33(スホーイ33)を土台に、中国の瀋陽飛機工業集団などが開発した機体。
 ただしアビオニクス(航空機搭載の電子機器)は中国のJ-11B計画によるものが流用されているとされる。
  中国は90年代にロシアのSU-27SK戦闘機のライセンス生産を開始。
 中国空軍はJ-11と呼んでいたが、対地攻撃能力を強化するために、新たにJ-11Bを開発した。
 その際に導入した、自国で開発したデジタル・フライ・バイ・ワイヤ関連を含む新たなアビオニクスでJ-11BはJ-11と比べて重量を軽減し、信頼性を向上させたとの見方がある。
 J-15の開発では、合金耐荷重構造を3Dプリント技術により製造したとされる。






【描けない未来:中国の苦悩】



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