2014年12月18日木曜日

中国離れが進む日本の自動車:中国に軸足を置くことをためらう日本の産業界、中国にはのめり込まない

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 日本の産業界は中国に軸足を置くことを嫌っている
 中国市場を
 「メインからそこそこに」
へと捉え方を変えている。
 「目立たないように」
という戦略である。
 グローバルに広げた
 数ある「市場の一つ」という見方
に傾いている。
 中国にはのめり込まない、
といった判断が根底にある。
 「中国の明るい未来が想像できない」
というのが、おそらくその理由だろう。
 中国への投資が前年比40%減という数字は、その動きを現している。
 日本企業の中国離れを明確に反映している。
 中国は企業にとってよい場所ではなくなりつつある
と予想して手控えているといってよい。


レコードチャイナ 配信日時:2014年12月18日 9時35分
http://www.recordchina.co.jp/a99155.html

昔日の面影なし、日本の高級車に復活の道はあるか?―中国メディア

 2014年12月16日、最新の自動車販売台数データによると、今年1~11月にトヨタの「カムリ」は13万9401台を販売して前年同期比13.9%減少のマイナスとなった。
 ホンダの「アコード」は7万9303台で同18%減少、
 日産の新「ティアナ」は9万7494台で同4.4%増加だった。
 年末まであと1カ月あるが、日系中高級車3車種の今年の販売傾向はほぼ確定したといえる。
 中国経済網が伝えた。

 2008~11年にカムリは毎年平均15万台を売り上げ、13年には17万8000台を記録した。
 アコードは3車種の最盛期に年平均約17万台を販売し、中高級車市場のトップの座にどっしりと構えていた。
 ティアナは10~11年に年平均約15万台を販売し、13年も11万台を上回った。

 データが問題をありありと示しているとすれば、以前と今年との比較からわかることは、かつて「日系中型車の王様」と言われた3車種が、今では沈む太陽の下でしぼむ花のように、昔日の面影を失っているということだ。

 実際、今年上半期から3車種の低迷は始まっている。
 アコードの1~5月の販売台数は減少率が20~50%に達した。
 11月には3車種ともに販売台数が再び減少し、カムリは9369台で前年同月比50.4%減少し、アコードは1万510台で同23.3%減少、ティアナは9597台で同16.8%減少した。

 中国の自動車市場には「中高級車の勝敗が決まった」という話が流れている。
 つまり、自動車ブランドが市場で成功を収めるかどうかは、傘下の中高級車が細分化された市場の中でどうなるかということと密接に関連する。
 中高級車市場には大量の消費者がいるだけでなく、一つの車種がブランドの製品力やブランド力に及ぼす牽引効果が軽視できないからだ。
 カムリ、アコード、ティアナを擁するトヨタ、ホンダ、日産は、今年1~11月の販売業績が中型車市場での敗退を受けて減少した。

 公式データによると、トヨタの11月の販売台数は9万2300台で同2.9%の増加にとどまった。
 ホンダは7万2973台で、前年同月の8万3012台より12.1%減少した。
 日産は11万6200台で同11.8%減少し、今年の中国販売台数は累計110万台で同1.7%増加しただけだった。

 中国自動車工業協会が今月9日に発表したデータでは、1~11月の日系ブランド乗用車の中国販売台数は270万1300台で、乗用車販売台数全体の15.31%を占めた。
 前年同期と比較すると、他の海外ブランドが売上を伸ばしている中で、日系車の市場シェアは低下を続けている。こうした傾向は、日系ブランドの主力車種が「輝きを取り戻すのが難しいこと」やブランド力を低下させていることを受けて、今後も続くものとみられる。

 カムリ、ティアナ、アコードは中高級車市場で成功した車種であるからこそ、また中高級車市場でうまくいかなかったからこそ、これから復活の機会をつかまえるのは難しいと考えられる。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)


 中国離れを始めた日本自動車への制裁が行われ始めた
ようである。


2014年12月20日 19時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141220-OYT1T50115.html

日産の中国合弁会社幹部、重大な規律違反で調査

 【北京=栗原守】
 中国共産党中央規律検査委員会は19日、日産自動車の中国合弁会社「東風汽車有限公司」の任勇・副総裁(副社長)を「重大な規律違反」で調査していると発表した。

 任氏は同公司の親会社にあたる国有企業「東風汽車」の幹部も務めている。
 規律違反の具体的な理由などは明らかにされていない。

 日産自動車の中国現地法人(広報担当)は
 「発表は認識しており、推移を見守りたい。通常業務への影響はない」
と話している。



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月22日 20時59分
http://www.recordchina.co.jp/a99474.html

伸び悩む日系自動車、独米韓仏とは対照的―中国メディア

 2014年12月22日、通年目標の達成の見込みが高い自動車メーカーもある中、日系の自動車メーカーは年末になっても苦戦を強いられている。
 中国経済網が伝えた。

 自動車メーカー各社が発表した11月の販売データによると、スズキとトヨタを除いて、日系自動車メーカーの販売量はいずれも不調で、ホンダや日産の販売量の減少は10%前後に及んだ。
 年初から11月までの累計販売台数から見ても、日系メーカーの業績は楽観を許さない状況となっている。

 業界関係者の分析によると、日系ブランドの販売量の減少には複数の原因がある。
 日系自動車メーカーはここ最近、新製品の投入を強化しているが、急成長しているSUV市場では、米国系・韓国系・フランス系のメーカーと比べて発展が速いとは言えない。
 日系ブランドの今年の新製品はセダンの分野に集中しているが、この細分市場は現在、空前の競争激化の状況を呈しており、販売量の拡大を引っ張る力には限りがある。
 また「三銃士」(カムリ、ティアナ、アコード)と言われるような日系自動車のスター商品の人気も色褪せており、日系車のブランド力が低下していることがわかる。
 日系自動車メーカーは、新製品を打ち出すだけでなく、さらに深いレベルの問題を反省する必要があるかもしれない。

▽日系メーカーの不振顕著に

 現在、中国の自動車消費市場の局面には静かな変化が起こっている。
 合弁企業のうち、ドイツ系と米国系は依然として市場をリードしているが、日系自動車メーカーは、2012年に遭遇した市場の大きな落ち込みからなかなか立ち直れずにいる。
 日系3大メーカーであるトヨタ・ホンダ・日産の中国での業績は明らかに不調に陥っている。

 公式データによると、1月から11月までの日産の中国での累計販売台数は110万台で、昨年同期から1.7%のわずかな増加となった。
 だが日産の中国での引き渡し台数は11月、前年同期比11.8%減の11万6200台で、連続5カ月の減少となった。

 ホンダの11月の中国での販売台数は前年比12%減となり、1月から11月までの累計販売台数も前年比で減少している。
 トヨタの状況はわずかに良好で、11月の販売台数は前年同期比2.9%増の9万2300台、1月から11月までの累計販売台数は同比12.2%増の90万7000台だった。

 日系メーカーの販売台数目標の達成状況も芳しくない。
 11月までで時間的には通年の92%が経過したが、日産・トヨタ・ホンダの目標達成率はそれぞれ86.6%、82.5%、80.8%にとどまった。
 これを背景として、
 3社はほぼ同時期に通年目標を引き下げた。
 トヨタとホンダは10万台引き下げ、日産は140万台から127万台に引き下げた。

 これに比べると、ドイツ系・米国系・韓国系・フランス系などの今年の業績はそれぞれ注目に値する。
 中国自動車工業協会のデータによると、今年1月から11月までのドイツ系とフランス系の自動車メーカーの完成乗用車市場のシェアはそれぞ20.67%と3.75%で、昨年同期と比べてそれぞれ1.47ポイントと0.7ポイントの拡大となり、米国系と韓国系の成長率を超え、日系が減少したのとは明らかな対照を形成した。

(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)


 


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